10月9日(土)
【フィラデルフィア周辺】[現地時間:10月7日]
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VICTORY BREWING
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ホテルにほど近い所にあるVictory Brewingを訪ねました。
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宿泊先のMalvernという町から自動車で10マイル程度行ったDowningtownという町にこのブルワリーはあります。
つい先日、池袋のサンシャインで行われたワールド・クラフトビア・フェスティバルのWorld Beer Cup金賞受賞ビールコーナーに“HopDevil”というビールがあったのを記憶している方もいらっしゃると思いますが、そのビールを造っているところです。
その時に飲んでみて非常に良かったので、楽しみにしていたブルワリーのひとつです。
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ホテルから30分程度のドライブで到着した所は、住宅地の中にある工業地という感じのところでした。
中に入ると左手にカウンターが奥まで走っており、カウンターの後ろが醸造所となっていました。
カウンターのずっと奥まで行くとビリヤードの台、更に奥にテーブル席があります。
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ファーメンターは結構な大きさがありました。
サイズを聞いてみたところ50バーレルとのこと。
このタンクが数えきれないほどたくさんありました。
カウンターのお姉さんに工場見学ができるか聞いてみたところ、金土しかやっていないとのこと。
ちょっと残念です。
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右手奥には土産物コーナーがあり、ビールから服まで数多くのグッズを取りそろえていました。
ロゴ入りサイクル・ジャージが上下ともあったので思わず買ってしまいました。
ケース単位でしかビールを売ってはいけないというペンシルベニア州ですが、ここでは1本でも売ってもらえました。
バーがあるからOK何でしょうか?
良くわかりません。
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ビールの種類はエールからラガーまで幅広く取りそろえられており、その数は10数種類。
サンプラーでいくつか飲んでみました。
全体に渋いビールが多く、期待したほどではありませんでしたが普通に飲む分には十分おいしいビールでした。
特にビックリしたのはマイルド・エールがあったこと。
ちょっとエステルが強かったのですが、きちんとハンドポンプで提供されており、なかなか気合いが入っています。
楽しみにしていたHop Devilのカスクコンディションも渋味が強く、サンシャインで飲んだものの方が良かったように思いました。
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以下、現地で書いたテイスティングログ。
- Victory Kolsh
ホップの香りが特徴的。DMSっぽい。
- Prima Pils
非常に良いホップ香。ザーツか。モルティな感じが良く少々渋いが良いできだと思う。
- Workhouse Porter
ロースト感が弱い。飲み口も軽い。渋みあり。色的にブラウンポーターか。
- Storm King Stout
9.1%の強いスタウト。ホップの香りが強い。飲んでみてもホップのキャラが支配的で渋みも強いが後にチョコレートフレーバーが残る感じ。
- Golden Monkey Tripel
ドライイーストのような不思議な香り。アルコール感も強く、ベルジャンという感じではない。
- Miltown Mild
モルティな香り。マイルドと言う感じ。飲んでみても薄いかんじ。後味にエステルが強い。ハンドポンプで提供。
- Moonglow Weizenbock
濁っている。炭酸も強め。フェノーリックな香り。アルコールも強く感じる。実際8.7%。
- Hop Devil Ale (hand punp)
ホップの香りがするがそれほどでもない。モルティな香りもする。かなり渋く甘みも強い。
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SEPTA
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フィラデルフィアはかなりの都会らしく電車で行くのが便利そうだったので電車で行ってみました。
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泊まったところは結構な田舎で駅は昼間は無人となっていました。
駅にホームは無くちょっと高くなっているところから乗り込みます。
無人なので車掌が切符を売りに来ます。
それを座席の前に挟んでおくと、運賃を払ったという印になるようで、寝ていても起こされません。
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乗車してからだいたい45分くらいでフィラデルフィアに到着しました。
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Monk's Cafe
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フィラデルフィアにあるビアパブに行ってみました。
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フィラデルフィアの中央にある16th通りにこの店はあります。
SeptaのSuburban駅から歩いて5分とかからない良いロケーションです。
ベルジャンが専門の店ですがマイクロブルワリーのビールもいくつか置いてあります。
市内でもお勧めの店とのことです。
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通りに面した建物はアパートとなっているようで、その一階部分が店舗になっています。
店内に入るとすぐ右手が16th通りに面した喫煙席、左手にカウンター更にその奥に禁煙席が設けられていました。
ちょうどカウンターが混んでいたのとムール貝が食べたいということで、禁煙席をおねがいたところ混んでいて15分ほど待たされました。
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ビールはタップが7つくらいあり、そのうちのほとんどがベルジャンでした。
取りあえず最初にここのオリジナルブランドであるMonk's Cafo's Flemish Sour Aleを注文。
酸味が心地よく良いビールでした。
その後カスクコンディションのYard's IPAを注文したところ品切れとのことだったのでクリークとquadruppelを混ぜたというNYのマイクロOmmegangの Three Philosophersを注文しまた。
以下、飲んだビールのテイスティング・ログ。
- Monk's Cafo's Flemish Sour Ale
酸っぱそうな匂い。実際に酸っぱいが後味はスッキリしている。
- Yard's IPA
品切れで無かった
- Ommegang Three Philosophers
モルティで少し酸っぱそうな香り。口当たりが良くあまりアルコールっぽさを感じさせないが胃の中が熱くなる。クリークとquadruppelを混ぜたものらしい。
- Bell's Cherry Stout
チェリーの香りが少しだがある。飲んでみると結構な酸味。全然スタウトと言う感じではないが面白い。
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ホテルで飲んだビール
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- Dominion Millennium
Old Dominionで買ったもの。
オークで6ヶ月エイジングしたバーレイワイン。濾過されているようで透明度が高い。すごい木の香り。ウイスキーに通じるものあり。飲み口は割とスムースだが胃に落ちると熱くなるのがわかる。
- EDDIE McSTIFF'S -- Moab Blueberry Flavored wheat Beer
ユタ州のビール。ブルーベリーとは書いてあるが非常に薄い色。フレーバーだけなのか。香りはフルーツというよりホップが強い。飲んでみると少々薬っぽいがクリーン。Wheat Beerの香りづけシリーズのひとつらしい。
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本日のベスト:Dominion 『Millennium』
バレルで熟成させたビールとしては非常にバランスが良いと思う。
そのためかビンを半分飲んでも飽きることはなかった。
数年後、更に熟成させたものが楽しみ。
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毎日寝不足が続いています。
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