10月10日(日)
【デラウェア州】[現地時間:10月8日]
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Dogfish Head Craft Brewery
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今回の最大の目的地のひとつDogfish Head Craft Breweryを訪問しました。
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全米でも二番目に小さいデラウェア州。
面積のほとんどが半島となっており、そのほぼ中央部に位置するMiltonという町に醸造所は立っています。
以前はLewesという海側の町にあったそうですが、規模的に限界となったためか、数年前にこの場所に移ってきたようです。
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宿泊していたホテルからは約100マイルの所にあるため、朝10:00過ぎに出発したのですが、途中でアップルストアやホームブルーショップに寄った上に、醸造所の詳細な場所がわからずMiltonの町中を右往左往していたためツアー開始時間の15:00を30分程度遅れてしまいました。
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工場の裏口みたいなところから建物に入るとすぐ右に醸造設備が置いてある部屋があり、更に奥に進むと大きなホールみたいになっておりタップとビールのラインナップ(空き瓶)が置いてありました。
カウンターの後ろがちょうどブルーハウスが設置されている部屋で、ガラス越しにブルーハウスが一望できるようになっています。
ツアーの参加者にはこのタップからビールが配られていました。
ビールは90minuite Imperial IPAでした。
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更に奥に進んだ左側にオフィスがあり、ツアーをしたいと告げると、今やっているから一緒に行けと言われました。
そんなわけで説明を受けたのはファーメンターの辺りからで、マッシングの工程などの説明は全く受けることができませんでした。
ツアーの参加者も多く、一般的な説明しかしていない感じでした。
最初からツアーに参加していたとしても細かい話しを聞けたかどうかは怪しいところです。
こんなことならツアーをやっている金曜日にわざわざ合わせずに、適当に行って暇そうな人に案内してもらえる可能性に賭けても良かったと思いました。
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容量は不明ですが醸造設備はひとつだけのようでしたが、ファーメンターは大きいものと小さいものがありました。
小さいものは120bbl程度と記述があったのですが、大きなものは記述を見つけられませんでした。
サイズからすると4倍の500bblくらいではないかと思われます。
大きいファーメンターが4基程度、小さなものが20基程度ありました。
全てグリコールがまかれておりユニタンクとなっているようです。
これだけの数があれば生産量もかなりの量になると思われます。
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更に120bbl程度のブライト・ビア・タンクが4基程度ありました。
ここからビン詰めのラインおよびケグ詰め装置へビールが供給されるようです。
さすがにビン詰めラインはかなり大掛かりなものとなっていましたが、ケグ詰め装置は思ったよりも小さい感じでした。
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ひととおりツアーが終わるとオフィスに案内され、そこでロゴ入りグッズやビールを買うことができます。
いくつかビールを買っていこうと思っていたので、調べておいたビールを注文したところ全部在庫切れ。
特にアルコール度20%の120 minuites IPAは最も楽しみにしていたビールだっただけに非常に残念でした。
値段表を見ると非常に安くなっていたのでとてもガッカリして工場を後にしました。
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Dogfish Head Brewings & Eats
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Dogfish Head Craft Brewing直営のブルーパブに行きました。
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Miltonから州道1号に戻り、南に向って20分ほど自動車を走らせるとRehobothe Beachという町に到着します。
大西洋に面したこの町は別荘が多く建ち並ぶリゾート地で何となく御宿辺りの雰囲気に似ている感じがしました。
この町の目抜き通りらしき道沿いにブルーパブは建っています。
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看板にはBrewery & Eatsと書いてありブルーパブのようで、実際、奥に醸造施設らしい物が置いてありました。
しかしながらあれだけ大きな工場があるので現在もここで造っているかは不明です。
ミニブルワリーが稼働している場合、そこだけでしか飲めないスペシャルビールを用意していることが多いのですが、そう言った特別なビールは一切置いてませんでした。
これから考えるとここでは今現在は醸造していないのではないかと思われます。
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入り口のすぐ右側は、持ち帰り用ビールやグッズを売るコーナーとなっています。
予想通り工場よりたくさんのグッズが置いてありましたが買い物は後回しにして、まずは遅い昼食を取ることにしました。
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ドアを開けるとこんな感じで右手にずっと奥までカウンターが続いており、左手がテーブル席となっています。
到着した時間がちょうど17時頃だったのでまだRandallによる演出が行われていました。
このフィルター改造したような装置は中にホップを入れ、そこにビールを流してホップアロマを付けるというものだそうです。
ここではKegからKegに移す際にでも使ったのではないかと思うのですが、モタモタしていたところいつの間にかRandallはカウンターから無くなり、気がついたときにはキレイに洗われて飾られていました。
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取りあえず置いてあったビールを片っ端から飲んでみました。
以下飲んだ時のテイスティングログ。
- Shelter Pale Ale
ホップの香りは弱く、モルティ。飲んでみるとホップキャラは感じられる。おとなし目のアメリカンエール。
- Indian Brown Ale
ロースト香の中にホップの香りが感じられる。飲み口はスムースだが後に残るチョコレート味が強い。アルコールも高め。
- 60 Minute IPA
ホップの香りがすごく良い。少し渋いがモルティ感があるのでそれほどでもない。結構良い出来。
- 90 Minute IPA
ホップの香り強し。かなりホッピーでアルコールも強い。ランドールを通ったかはわからない。
- Chicory Stout
チコリ、リコリス、メキシココーヒー、St.John's Wortが入ったスタウト。香りはあっさりしたポーターの香り。飲んでも普通のポーター。
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最後はお土産コーナーで買い物。
取りあえずビールは何があるかを聞いたところ無いものに×を付けて教えてくれました。
Immort AleやWorld Wide Stoutはここにも無く非常に残念でしたが、なんと120 minuites IPAに×がありません。
確認したところ一本$10で買えるとのこと。
工場での価格の二倍でしたが6本買うことにしました。
その他にも750mlビン入りのビールと90 minuites Imperial IPAも購入して、Tシャツも買ってとやっていたら$200を越えてしまいました^^;
本当はRandallも欲しかったのですが、売っていないようだったのであえて聞きませんでした。
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Total Wine & More
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地元のビールを買うためにペンシルバニア州との州境にほど近い酒屋に寄っていきました。
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ペンシルベニア州は州法でビールの販売がかなり規制されているようなので、酒屋で地元のビールを買うことはできないことは以前述べた通りです。
そこで規制のないデラウェアの酒屋を調べてみました。
インターネットでたくさんビールを置いていそうな店を探したところ、このTotal Wineという店が引っ掛かりました。
ペンシルベニアとの境に近いデラウェア側にあるそうで、夜10:00までやっているとのことで、帰りに少し寄り道をして寄ってみることに。
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さすがにDogfishは遠く、9:30頃ようやく到着しました。
店に入るとその広さに驚きました。
品ぞろえとしてはワインがメインなのですが、ビールもかなり置いてあります。
特に一本ずつ買えるシングルビールのコーナーは色々なビールを飲んでみたい我々にとって、とても有りがたい販売方式です。
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早速物色していると、ありました。
DogfishのWorld Wide Stoutが。
それもパブの値段より安く$8.90です。
全部で10本も無かったので全部買い占めておきました。
ホテルに帰って早速テイスティングです。
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ホテルで飲んだビール
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- How do you brew?製ベルジャン
ホームブルーショップでもらったビールの一本目。
香りはベルジャンぽい。アルコールの香りもある。飲んでみると後味が変。エステリーで頭が痛くなりそう。
- How do you brew?製IPA
ゼラチンを煮たときのような香り。飲んでみると少し酸っぱい感じとやはりゼラチン風味。モルティではあるがホップのキャラは弱い。醗酵未了な感じで甘い。
- Flying Fish Extra Pale Ale
劣化のためか匂いが変になっている。飲んでみるとスムーズで元は良さそうだったと思われる感じ。
- Flying Fish ESB
炭酸が強く、グラスに注いだらものすごい泡が立った。ビールは透明。これもあまり良い香りではない。飲むとモルティな感じだが、後味が少々渋い。アルコールの感じも少々ある。
- Victory HopDevil
ホップの香りの中に少しワォーティな香りがある。DMSか?味も少し劣化したような感じだが、リアルエールバージョンの面影がある。
- Dogfish Head -- Punkin Ale
パンプキンを使ったシーズナル。アルコール7%。炭酸が強く泡立つが持ちは悪い。スパイシーな香りだが、これが正常なのかどうかはわからない。飲んでみると少し刺々しさが残るが特に嫌みはない。
- Dogfish Head -- World Wide Stout
アルコール18%の強力なスタウト。グラスに鼻を近づけるとアルコールの香り。その中にロースト麦芽の香りも少し混じっているが、アルコールが強すぎて長い間嗅いでられない。飲んでも相変わらずアルコールが強いがチョコレートフレーバーが強く、甘味も感じられる。もう少しアルコールが低いとバランスが良いかも知れない。
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本日のベスト:Dogfish Head 『World Wide Stout』
アルコール18%のビールを造る技術に敬服。
アルコールっぽさが強いが、それでも感じられるチョコレートノートがすごい。
IBUが100を越えているそうだが全然苦くない。
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予想通り滞在期間中に全てをアップすることはできませんでしたm(_ _)m
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