2003年8月16日〜31日
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8月30日(土)
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英国・アイルランドフェアー
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麦酒食堂「BEER&BEAR」では、9月2日よりギネスの樽生が入ることを記念して9月2日〜8日の間、「英国・アイルランドフェアー」を開催するそうです。
個のフェアーではギネス樽生が最初の一杯が半額となる他、シェパーズパイ、フィッシュ&チップス等の料理も提供するそうです。
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Summer Special最終回は明日掲載予定です。
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8月29日(金)
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全量殺菌のススメ
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マイビア工房さとるのマイビア○秘テクニックに新たな記事が追加されていました。
今回は水の全量殺菌で、雑味のないクリアな仕上がりを年中可能に!という記事で、モルト缶仕込みの場合に簡単に水を煮沸する方法が紹介されています。
低温殺菌をした水でモルト缶を使うなら、エアレーションの必要はほとんどないのかも知れませんね。
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日付決定
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麦酒食堂「BEER&BEAR」が予定している第2回「やさしいビール講座」の日付が決定したようです。
ホームページによれば9月27日(土)だそうですが、詳細はまだ決まっていないようです。
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やっと夏らしくなってきた…
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8月28日(木)午後
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クマさんのささやき
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麦酒食堂「BEER & BEAR」に新コーナー『クマさんのささやき』がオープンしていました。
キャラクターのクマさんが解決するという形で来客からの疑問・質問に答えて行くというコーナーだそうで、第一回のテーマ黒いビールがアルコール度数も高い?が掲載されています。
麦汁を濃縮することまで考えると相関がゼロとは言えないですよね。
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写真をアップ
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日本地ビール協会が先日行われた「Summer Beer Festa 2003」の写真を掲載していました。
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8月31日まで
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ビアクラブショップのWyeast社液体イースト予約販売は受付が8月31日までだと掲載していました。
次回は10月予約受付、11月発送予定だそうです。
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8月28日(木)Summer Special 2003 part 3
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上州森のビール
ミニレポート[8月19日見学]
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上州・伊香保温泉の近くにある上州森のビールに行ってみました。
(写真をクリックすると拡大されます。)
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ブルーパブ
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軽井沢から国道18号線を辿り、高崎市に入ってすぐに渋川に向かって県道をひたすら走って伊香保温泉を目指しました。
この通りから少し入った所に上州森のビールがあります。
水沢うどんで有名な伊香保町・水沢の近くなのですが、住所は隣の吉岡町になるようです。
残念なことにここは9月8日でクローズすることが決まっております。
駐車場で自動車を降りると目の前にレストランがあります。
醸造施設はこの中に入っており、レストランの客席からブルーハウスが見えるようになっています。
またレストランの横にはグッズやお土産などを売っている店がありました。
日本の地ビール屋さんにしてはグッズの品揃えはかなり多いほうで、Tシャツの他、ネクタイなどもありました。
閉店がまじかと言うこともありビールは全て100円引きで販売されていました。
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閉店のお知らせ
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ワールドカップで金・銀
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レストランに入ると目の前にタップがあります。
タップの左右に客席があるのですが、平日だったためか、右手の比較的展望の良い側の席しか使われていませんでした。
写真は客席とは反対側から撮影した醸造設備で、手前からマッシュタン、ロータータン、ケトル(下部ワールプール)となっているそうです。
大手の醸造設備を手がける三宅製作所製で、1000リットル仕込みとのこと。
デコクション・マッシングもできる装置で、実際にヴァイツェンだったと思うがデコクション・マッシングで造られているそうです。
醗酵タンクやその他の設備は階下に設置されているそうです。
外からは1000リットルのユニタンクが15基設置されている所だけが見ることができました。
瓶詰め設備などは、さらに置くにあるようで作業をしているような音だけは聞こえましたが実物は見ることができませんでした。
ビールは定番が三種(ピルス、ヴァイツェン、アルト)と季節醸造(デュンケル)の四種類でしたが、季節醸造は残念ながらすでに終了していました。
定番のうちヴァイツェン、アルトは2000年のワールド・ビア・カップでそれぞれ金賞・銀賞を取ったという経歴を持っています。
その他のコンペでも数々の賞を受賞していることからもレベルの高さが伺えますが、もう終わりだからでしょうか、少し良くない部分もありました。
個人的にはピルスが一番良かったと思います。
以下、簡単なテイスティング・ノートです。
・森の妖精(ヴァイツェン)…
クローブの香りの中に硫黄臭あり。少し古い感じの酸味もある。
瓶バージョンは特にそんな感じもなく良くできていた。
・森の悪魔(アルト)…
カラメルモルトの香り強い。
ちょっとオフフレーバーっぽい感じあり。
渋味も若干あり。
・森の女神(ピルス)…
ホップの香り良し。ザーツか?
DMSも特に無くかなり良いピルスナー。
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タップ
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仕込み設備
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醗酵タンク
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使用モルトサンプル
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データ〜上州森のビール〜
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- 住所:群馬県北群馬郡吉岡町上野田3154
- 電話:0279-55-5255
- ホームページ:
http://www.shin-shin.co.jp/res.html
- 製造ビール:森の妖精(ヴァイツェン)、森の悪魔(アルト)、森の女神(ピルス)、森の狼(デュンケル)
- メモ:
漬物屋大手の新進が経営する地ビールレストラン。
ラインナップからもわかるように、ドイツ系のビールを生産している。
ワールド・ビア・カップ2000で2銘柄がメダルを受賞したものの、残念ながら2003年9月8日を持って営業を終了する。
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久々に電車通勤しながら更新。
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8月27日(水)
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DIY SHOWに出展
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読者からの情報によるとシービーシー株式会社が今週末に行われるJAPAN DIY SHOW 2003にブースを出すそうです。
ブース番号は3020(ホビー用品コーナー)で、ベルギービールキット、手造りワインキット、ユニケグ(一次・二次醗酵を同時処理)を展示するそうです。
NOZOMIさんより情報をいただきました。
ありがとうございます。
『一次・二次醗酵を同時処理』って一体どういうことをするのか、非常に興味があります。
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ドイツ地ビールの旅
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これも読者からの情報です。
東京ドイツ文化センターが『「ドイツ地ビールの旅」〜スライドで巡るドイツ紀行&料理を味わう会〜』を開催するそうです。
- 日時:9月6日(土)15:30〜19:00
- 場所:恵比寿ビアステーション
- 会費:5,500円
- 定員:40名
なお、講師はヨーロッパのビールや料理について多数の著書を持つ相原恭子さんで、『ドイツ各地を訪れ、美しい風景と共に味わったおいしいビールの数々。その歴史、伝統、エピソード、習慣、ドイツならではのビールの飲み方などを、スライドを御覧に入れながらお話します』とのことです。
参加希望の方は東京ドイツ文化センター教育広報部・丸山智子さん(電話03-3584-3201)までどうぞ。
こちらもNOZOMIさんより情報をいただきました。
ありがとうございます。
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Summer Specialは本日お休み。
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8月26日(火)
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Homebrewer's Party
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アドバンストブルーイングが9月13日(土)16:00〜地ビールハウス蔵くらにてHomebrewer's Partyを開催するとアナウンスしていました。
飛び入り参加も大歓迎だそうですが、人数確認のため参加希望者は相澤さん宛てにメールを出して欲しいとのことです。
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8月26日(火)Summer Special 2003 part 2
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暑さに負けないためのTips
投稿レポート
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大阪の宮下さんより投稿戴いたTipsの紹介です。
宮下さん、遅くなりましたがどうもありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大します)
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特に目新しいものではありませんが、夏場の温度管理について、添付しました図と写
真に従ってご紹介致します。
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夏場は水道水の温度が30℃近くまで上昇して、水道水だけでは発酵最適温度まで冷却することができません。
そこで、図1に示すように1段目はカウンターフローウォートチラー、2段目にインマージョンウォートチラーをシリコンチューブで直列に繋ぎます。
2段目のチラーは15℃程度の冷却水が入った鍋に漬けて、銅管内部にウォートを流し、ポンプを経て発酵容器に注ぎます。
冷却水を時どき攪拌して、発酵容器内のウォートの温度を確認しながら、適宜氷を投入します。
この方法で7月末に2バッチ仕込みましたが、高温のウォートが2つのチラーを通過することによって18-21℃の目標温度まで冷却できました。
チラーについては、他のホームページでも詳しく紹介されていますので、ここでは省略致します。
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図1:ウォートの冷却
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図2:保冷容器の外観
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発酵用保冷容器(高さ60cm)は6ガロンのプラスチック製発酵容器をエアーロック付きで収納できる大きさです。
ビール瓶用保冷容器(高さ100cm)はビール瓶を3段重ねで約60本が収納できます。
ベニヤ板(12mm)製の上蓋に重石として物を置くことによって密閉度が上がり保冷効率の向上が期待できます。
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断熱材として使用したアルミ蒸着発泡ポリエチレンシート(幅100cmx長さ200cmx厚さ0.8cm)です。
近くのホームセンター(コーナン)から1本680円で購入しました。
はさみで簡単に切れて、両面テープや梱包用透明テープの接着性、加工性も良く美観も上々(?)です。
発酵用保冷容器が2本、ビール瓶用保冷容器が3本使いで比較的安価です。
断熱材として多用されている発泡スチロールよりもあらゆる点で優れていると思います。
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図3:断熱材
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図4:発酵用保冷容器
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発酵中の容器を上から撮った写真です。
通常凍らせたペットボトル(2L)を1〜2本、タオルとアルミ蒸着の断熱ポリ袋に包んで隙間に置きます。
この容器は2月に保温、遮光用として作ったもので、隙間をすべて梱包用の透明テープで目張りをして密閉度を高めています。
保温用として使う時は、発酵容器の周囲を電気敷き毛布で包みます。
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使用中の容器の本体外筒を真上に抜いて横に置き、全体を示す写真です。この容器は内径を40cmに固定するために両面テープを使った程度で、外周は麻ひもで4ヶ所縛り、透明テープもほとんど使わず大幅に手抜きをして作りました。
容器内の温度の均一性を図るため、凍らせたペットボトルを各段に置きます。
ペットボトル(氷)は本体外筒を抜き取って交換しますが、短時間(5分以下)で済みま
す。この保冷容器は設置スペース、製作費、製作時間を最小限に押える目的で縦型にしま
したが、既製のストッカー(横型)を利用して、断熱材を内張りすればペットボトル(氷)の交換やビール瓶の出し入れが容易にできます。
瓶詰め後、1〜2週間はイーストの最適発酵温度を維持する必要性は理解できます
が、20℃程度で長期間保存する価値があるかどうかは不明です。真夏の常温放置の
場合と比較してみたいと思います。
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図5:ビール瓶用保冷容器
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図6:ビール瓶の積重ね方
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最初は底のベニヤ板(39cm)をはみ出さないようにビール瓶とペットボトルを置き、その上に通気孔の開いたベニヤ板を置きます。
次に本体外筒を被せてから、本体外筒の上部からビール瓶、ペットボトルを内周に沿って置いていきます。
その他、ビール瓶を3段に積上げてから本体外筒を被せることも可能ですが、瓶が偏って積上げられることがあり危険です。
余談ですが、この通気孔の開口は不十分で、冷蔵庫のような形状にし、さらに循環ファンを設けたいところです。
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凍らせたペットボトル(2L)2本をタオルで包み、さらにアルミ蒸着の断熱袋に包んで発酵容器の上部に置きます。5月末のデータで室温がまだ26℃程度ですが、48時間ほぼ18℃〜20℃に維持されています。まだ工夫次第で氷の交換を3〜5日おきに引き延ばすことも可能だと思います。
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図7:発酵用保冷容器の温度測定
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図8:ビール瓶用保冷容器の温度測定
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このグラフは8/11〜8/12にかけて測定したものです。上段の温度が低い理由はペットボトルを横向きに置いているので氷と温度センサーまで距離が短いためです。また逆に、中段は氷と温度センサーの距離が離れているためやや高めの温度になっています。中段は室温変動の影響が少なく温度は非常に安定しています。
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まとめ
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上記に述べたように、ウォートを適温まで冷却すること。および凍らせたペットボト
ル(氷)を適宜交換すれば、夏場でもエール、夏場以外ならラガーも最適温度に近い状態で自ビールが仕込めると思います。但し、3〜4本のペットボトルが常に家庭用冷凍庫のスペースを占領してしまうため女房の大ひんしゅくを買う覚悟が必要でしょう。
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掲載が遅くなってしまって、もう時期外れという感じになってしまいましたm(__)m
まだまだTipsは募集中ですので、何かありましたらどしどし投稿お願いいたします。
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8月25日(月)Summer Special 2003 part 1
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ヤッホーブルーイング
ミニレポート[8月17日見学]
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よなよなエールでおなじみのヤッホーブルーイングを見学しました。
(写真をクリックすると拡大されます。)
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工場全景
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上信越自動車道の佐久ICを降り軽井沢方面に向かってしばらく行くと、小田井工業団地西交差点が見えてきます。
工業団地の入り口とは思えないくらい小さな交差点を左に曲がるとすぐにビール工場らしき建物が見えてきます。
敷地の入り口に何も表示が無く『本当にココで良いのか?』と一瞬考えてしまいましたが、入り口の奥にタップが見えたのでそれと断定できました。
入ってすぐにタップのついたカウンターが設けられており、テイスティングができるようになっていました。
その奥の方にハンドポンプが二台と、いつもフェスティバルで見かけるハンドポンプ付きのキャリアが置いてありました。
ビールのテイスティングは後回しにして、ブルーマスターの石井さんにさっそくブルワリーツアーをお願いしました。
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ハンドポンプ
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10,000リットル仕込み
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工場の中に入ると醸造装置の大きさに圧倒されます。
装置のパーツの写真は撮れても、全景を写すのは無理なくらい巨大でした。
エール中心の醸造所なのでアメリカ製のワン・ステップ・インフュージョン・マッシング専用のシステムかと思ったのですが、以外にもドイツ製のステップ・マッシングができる設備で、実際によなよなエールもステップ・マッシングで造っているそうです。
この設備は創業当時から使っているものだそうで、ひと仕込み10,000リットルという日本のマイクロ・ブルワリーにしてはかなり大きな設備です。
さすがにこれくらい大きな設備だと大手メーカーの設備と同じように集中制御で醸造ができるそうです。
もちろんCIP等もスイッチひとつでできるようになっているそうです。
ブルーハウスの一角にはパイロット醸造用の設備が置いてありました。
現在は壊れていて使っていないとのことですが、これで1,000リットル醸造ができるそうです。
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集中制御装置
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パイロット設備
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醗酵室のパノラマ風景
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ブルーハウスの隣に醗酵タンクがある部屋が設置されています。
大きさを実感できるようパノラマ写真にしてみました。
手前に見える三角屋根をした4基のタンクが一次醗酵タンクで、その奥にある10基が二次醗酵タンクだそうです。
タンクの容量は20,000リットルで、よなよなエール等の主力商品は二日にわたって10,000リットルずつ造り、タンクひとつで醗酵させているとのことです。
二次醗酵タンクはラガーリングタンクと言うわけではなく、本当に二次醗酵をさせるタンクだそうです。
この段階で発生する二酸化炭素をビールに溶け込ませることでナチュラルカーボネーションを実現しているとのことでした。
一次醗酵タンクから二次醗酵タンクに移すタイミングがかなり微妙なようで、完全に醗酵が終わる前で、イーストが元気なうちに移さないと良い結果が得られないとのことでした。
よなよなと言えば敵に塩を送らない銀○高○ビールやエチゴビール等と並んで主力商品が缶で流通していますが、それを支えるだけの大掛かりな缶詰め施設があるからこそです。
写真にある装置が缶詰め機で、20本のフィラーが付いており、一回転で20本の缶を充填することができるそうです。
現在は銘柄によって350mlと500ml缶で流通しているのですが、缶詰めの効率を上げるために今後は350ml缶に一本化する予定だそうなので、500ml缶はしばらくすると見られなくなるようです。
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製品タンク
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缶詰め機
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リアルエールの秘密
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リアルエール用タンク
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よなよなと言えばもう一つ忘れてはならないのがリアルエールです。
現在のところリアルエール専用の醸造設備はなく、二次醗酵が終了した時点で500リットル程度の容器に取り分け、炭酸ガスを抜いて、ドライホップをして造られているとのことです。
ドライホップは二週間くらいを目安にしているとのことですが、回転の速い時期には二週間とれないこともあるようです。
出荷はホームブルワーにはおなじみのソーダケグを使って行われています。
工場のあちらこちらにソーダケグがあったのでかなりの本数があるかと思ったのですが、50本程度とのことで以外と少ないという印象です。
このソーダケグですが、洗浄用の機械と言うものは無く、全て手洗いをしているとのことです。
パーツは外して超音波洗浄もかけると言うことですから、結構大変な作業だと想像できます。
もともとこのブルワリーは社長がアメリカに留学していたときにいつも飲んでいたSierra Nevada Pale Aleを日本でも飲みたいということで造られたそうで、エールを造るということはこの醸造所に与えられた“使命”で、それをリアルエールとして売り出すの自然な流れかと思います。
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出荷を待つケグ
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カスク版ポーター
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村民食堂
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工場にパブは併設されていませんが、軽井沢に直営のパブがあります。
親会社の星野リゾートの中にある“村民食堂”がそれです。
入り口を入るとすぐがカフェとなっており、さらに奥がレストランとなっています。
今回は夕食がてらレストランでビールを飲んでみました。
ここでは“よなよなリアルエール”の他、ポーター、季節醸造が飲めました。
一時、ポーターをハンドポンプで提供したことがあったそうですが、まだ時期尚早とのことで、現在はよなよなエールだけをハンドポンプで提供しているとのことです。
カスク版ポーターは工場でテイスティングできました。
こちらで使われているハンドポンプのセットは村民食堂専用にデザインされたものだそうで、いつもフェスティバルで見ることのできるセット同様、系列会社で作られたものだそうです。
なおカフェでもリアルエールを提供していますが、こちらでは単にハンドポンプがカウンターに設置されているだけでした。
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村民食堂
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カフェ
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専用ハンドポンプ
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データ〜ヤッホーブルーイング〜
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- 住所:長野県佐久市小田井1119-1
- 電話:0267-66-1231
- ホームページ:
http://www.rakuten.co.jp/yonayona/
- 製造ビール:よなよなエール(American Pale Ale)、軽井沢高原ビール(Blonde Ale, Porter, Seasonal)
- メモ:
よなよなエールでおなじみの醸造所。
エール醸造を使命としていて、現在はリアルエールに力を入れている様子。
缶での流通がメインなので入手は用意にできる。
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おまけ〜メルシャン蒸留所〜
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軽井沢から佐久に向かう途中にメルシャンのウイスキー蒸留所がありました。
こちらでは“軽井沢”というウイスキーを造っているそうです。
貯蔵庫には大量の樽があったので、これを使って“ウイスキー・バレル・インペリアル・スタウト”でも造りたいなあと思いました。
しかし、よなよなでも問い合わせたことがあるようで、なかなか譲ってもらえないようなので、ちょっと大変かも知れません。
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貯蔵庫
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蒸留装置
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オブジェ
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「長ったらしく書くな!」とのことでしたが、ちょっと長くなってしまいましたm(__)m
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8月23日(土)
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黒モルツ
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信頼できる情報筋によれば、今年の10月にサントリーから“シュバルツ”が発売されるとのことです。
その名も“黒モルツ”とのことです。
黒ヱビスに対抗か!!と思ったのですが、サントリーってモルツ以外のビールのラインラップまだあるんでしたっけ?
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来週からはスペシャルでお届けできる目処が立ってきました。
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8月22日(金)
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牛伏の湯
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地ビールのあわが牛伏の湯(吉井温泉ビール)の情報を更新していました。
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秋にどこ行くか全然決まらない。
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8月21日(木)
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台湾フェア
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麦酒食堂「BEER & BEAR」では台湾フェアーを開催中だとのことです。
台湾に料理研修に行って現地の名物料理のレシピを手に入れたようです。
また新入荷ビールとして『東京麦酒研究会「フロンティアラガー」』と『神戸ビアクラブ工房「BOP太閤エール」』が入荷したそうです。
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インペリアルIPAとは
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毎月一回BeerLine Todayが開催しているSaturday Evening Beer Liveですが、9月のテーマが発表されています。
「ビアスタイリスト4〜インペリアルIPAの謎」と言うテーマで、アメリカでビア・スタイルとして確立しつつありそうなインペリアルIPAを徹底検証するそうです。
個人的には太閤エールがインペリアルIPAに入りそうな気がするのですが…
真相は如何に?
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スペシャルは今週末か、来週になりそうですm(_ _)m
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8月19日(火)
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伝統のビールとイギリス文化
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10月末から(神奈川県が開催している?)コミュニティスクールにおいて『伝統のビールとイギリス文化』という講座が開催されます。
ホームページに『イギリスの伝統的なビールの製法や背景、歴史を学びます』とあるようにビールの講座だということです。
講師はCAMRA会員の熊谷治巳氏で、全5回の講座タイトルは下記の通りです。
- 第1回“ビールとは何か”(10月26日)
- 第2回“ラガーとエールとリアルエール”(11月2日)
- 第3回“ポーターとスタウト”(11月9日)
- 第4回“ペールエールとビター”(11月16日)
- 第5回“高アルコールビールの話”(11月23日)
申し込み方法などの詳細はホームページをご覧ください。
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明日からしばらくはスペシャル版でお届けする予定です。
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