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赤:休刊予定日
黄:特別配信


2003年10月1日〜15日
10月13日(月)体育の日
item 提供ビール
先日お伝えした横浜オクトーバーフェスト2003 in 赤レンガ倉庫ですが、提供ビールがこちらで見られます。 それによるとドイツビールが「ビットブルガー・ピルス」「ケストリッツアー」「エルディンガー・ヴァイス」の三種、日本ビールが「スプリングバレー」「一番搾り」「エビス黒生」の三種だそうです。 これらのビールはドイツビールはグラスジョッキ(デポジット料金1,000円)、日本ビールは紙ジョッキ(デポジット料金100円)で提供されるそうです。
小泉さんより情報をいただきました。ありがとうございます。
オクトーバー・リアルエール・フェスティバルはなかなか盛り上がってました。
10月11日(土)
item 横浜オクトーバーフェスト
読者からの情報によれば横浜オクトーバーフェスト2003 in 赤レンガ倉庫なるイベントがあるそうです。 昔からドイツとのゆかりの深い横浜は『2009年に開港150周年』を迎えるそうで、これを記念してミュンヘンのオクトーバーフェストにちなんで開催されるそうです。 期間は10月10日〜13日11:00〜21:00(前夜祭9日17:00〜21:00)とすでに始まってしまっています。 一体どんなビールが出るかは謎ですが、近くの方は行ってみると楽しいかも知れません。
小泉さんより情報をいただきました。ありがとうございます。
来週はポパイ三昧。
10月10日(金)
item 10月8日号
蔵くらニュース10月8日号が出ていました。 それによると同店のレギュラービールメニューが増えたそうで、いくつかのベルギービールが紹介されていましたが、日本の地ビールは特に増えていないようです。

また新連載「がんばる酒屋さん」が始まっています。 これは「ベルギービールや地ビールなど『味わうビール』を扱っている酒屋さん」のインタビュー記事で、第一回目は府中にある「BEER HOUSE KEN」が紹介されています。

ビールちゃん壁紙10月号も紹介されています。
item スペシャルビール
昨日(10月9日)に届いた「麦酒食堂ニュース」によれば、インターナショナル・ビア・サミット(IBS)で登場するスペシャルビールが紹介されていました。 AJIビールといきいき地ビールのブルワーが共同で造ったアルコール度8%のビールで、240リットル限定とのことですが、余った場合は麦酒食堂で提供されるとのことです。

また、イベントの日程も下記のように変更になったそうです。
  • 「ぜいたく鍋の会」:11月1日(土)⇒11月2日(日)
  • 「軽井沢ツアー」:11月22・23日⇒11月29・30日
そう言えばドイツはどうでした?
10月9日(木)
item 想い出のビール
全国地ビール醸造者協議会の「ビール醸造所からの便り」にオホーツクビールからの想い出のビールと題された便りが掲載されていました。
item キリンビアパーク京都
読者の田中さんによればキリンビアパーク京都の営業は2003年12月28日(日)までだそうです。 「KARAHANA1200」「アドリブビール」「ペールエール」「スタウト」「まろやか酵母」なども醸造しているそうで、『運が良ければ、開放醗酵している様子がガラス越しに見学できる』そうです。 田中さん情報ありがとうございました
オープンファーメンターを使っているということでしょうか? と言うことで、ファーメンターの写真大募集します。
最近造るビールはちょっとアルコーリックな感じ。
10月8日(水)
item 京都1497
キリンビールが京都だけで販売している値域限定ビール「京都1497」が存続の危機だそうです。 こちらの記事によれば、これを15年前から醸造している京都ビアパークが年末限りで閉鎖するためで、今後場所を移して造り続けるという話もあるようですが、まだ決まってないそうです。 地ビール屋が潰れるのはたいして取り上げられないけど、こういう話題は取り上げられるんですね。 地ビール屋も15年造り続ければ取り上げられるのかな?
item 出展ビール&フード一覧
日本地ビール協会インターナショナル・ビール・サミット2003に出品するビール&フードの一覧を掲載していました。
item 9・10月号
先週末にZymurgyのSeptember/October号が届きました。 “The Beauty of Beer”がテーマで、ビールの外観に関する記事が中心になっています。 以下目次からの抜粋です。
  • A TASTE FOR COLOR by Randy Mosher
    In all respects, beer color is a slippery thing Brewers quantify it with a sigle number and yet not all to SRM beers look the same. And just how do you get from malt color to beer color in some meaninglful way? Our man of beer arts and sciences has the answers.
  • I CAN SEE CLEARLY NOW: WHAT IS BEER HAZE AND WHY DO WE CARE? by John Palmer
    American craft beers often display a bit of haze and may look downright muddy. But as homebrewers, we want our friends and fellow brewers to be impressed with our beers, and a nasty haze can make a bad first impression. Here's the lowdown on clarifying the situation.
  • NATIONAL HOMEBREWERS CONFERENCE WRAPUP by the Zymurgy Staff
    Man, oh man, did we have fun. Read, check out the photos and mark your calendars for nest year's shindig.
  • THAT'S A GOOD LOOKING BEER! by Mark Tumarkin
    From neighborhood punters to worldly beer judges, people drink with their eyes. A veteran judge and brewer examines the link between beer appearance and flavor with thoughts about what drinking eyes may perceive.
  • ROGUE ALE BREWERY: PIRATE OF THE AMBER WAVES by Amahl Turczyn Scheppach
    We had so many recipes from top brewers to cram into our July-August issue that we ran out of room. Here's another dozen taste treats from that runffian of the Pacific Northwest.
通勤時間を有効に使うTips募集中…
10月7日(火)
item ホーリーエール
BEER-BARにんかし☆ベティのベルギービール大好きを更新していました。 今回はホールエールについての記事が二つ掲載されています。
item 初心者紹介キャンペーン
マイビア工房さとる初心者ご紹介キャンペーンを実施していました。 期間は10月4日〜10月19日までで、期間中に紹介した人が入門セットを購入した場合その送料が無料になるのに加え、キャンペーン参加者が10月末までに注文品した商品の送料が無料になるそうです。
item 脱酸素王冠
ビアクラブショップが新たに脱酸素王冠の取り扱いを開始していました。 日本製で使用期限は6ヶ月だそうです。 54個で500円、150個で1,000円となっています。
item 日時決定
日本地ビール協会が予定している「リアルエールを本格的に学ぶ/日本編」が2003年11月30日10:30〜17:00に開催することが決定したようです。 費用は『送迎バス及び昼食費実費』となっていることからセミナー自体は無料のようです。 また『第一回セミナー』とのことなので二回以降もあるかも知れません。
item ランチ復活
麦酒食堂「BEER & BEAR」では10月16日よりランチを復活するそうです。 これは寒い時期になり来店者が不安定になったことが原因のようです。
やはりビールは暑い夏の飲み物という認識が一般的で、年中ビールを飲むのは一部のマニアのすることなんですね。
四捨五入すると40か…
10月6日(月)Early Autumn Special 2003 part 3 (最終回)
item 伊勢角屋麦酒 レポート[9月21日見学]
伊勢市にある伊勢角屋麦酒を訪問しました。
(写真をクリックすると拡大されます。)

ブルーパブ麦酒蔵
伊勢市駅からタクシーに乗って10分ほど行ったところに伊勢角屋麦酒を造っている二軒茶屋がありました。 二見街道を挟んで市街地方向を背にして右手に麦酒蔵、左手に餅屋があります。 もちろん目的は麦酒蔵ですが餅屋で売っている餅、醤油、味噌もかなり興味のある所です。 今回は時間があまりなく買い物しか出来ませんでしたが、こちらもじっくりと見学してみたいものです。 刺し身醤油が美味しく、家ではしばらく刺し身三昧でした。

写真に見るようにかなり古い建物で、タクシーの運転手さんによると蔵を改造したものだそうです。 右手の白い建物がビール工場“麦酒工房”、左手の木造部分二階がレストラン“麦酒蔵”、一階部分が土産物などの売店“麦の穂”とそれぞれに名前が付けられていました。

以下タイム・オーダリングは気にせずに、まずは工房の様子から紹介していくことにしましょう。

向かいは餅屋
オープンファーメンター
伊勢角屋と言えば“ペールエール”。 数々の賞を受賞したこのペールエールは日本では珍しいオープン・ファーメンターを使って醸造されています。 ちょうどこの日は無料ビールセミナー(後述)があり、参加者には醸造所内を見学させてくれたので内部を見ることが出来ました。
通常の見学が可能かどうかは未確認ですが、醗酵中は醸造室に入れてもらうことは難しいかも知れません。

売店入口の脇にある工房入口を入り、ドアを一枚くぐると左手に仕込み室が見えます。 カナダ製で1,000リットルの装置はごく一般的な2釜構成。 こちらでは全てステップ・マッシングで仕込んでいるとのことで、ロイターも加熱が出来る装置のようです。 ロイターの下はホットリカータンクとなっているところがちょっと珍しい感じがしました。 独立したワールプールが見当たらなかったのでケトルと一緒になっている装置のようです。


ロイタータン

ケトル
仕込み室の隣が醗酵室でオープン・ファーメンターが二基置いてありました。 写真にあるようにフタが半分に折れるような構造となっており、醗酵中はオープンにしておくようです。 特にスキミングはしていないとのことですので、容量は1,000リットルより少し大きめだと推測されます。 オープン・ファーメンターの利点をブルーマスターに聞いたところ、醗酵の様子が良くわかることと、醗酵装置内の内圧が上がらない点を挙げていました。 ここである程度醗酵が終わったビールはユニタンクに移されます。

“ある程度”と言うことからもわかるように、ユニタンク内でポスト・ファーメンテーションを行いビールに炭酸を溶け込ませています。 いわゆるナチュラルカーボネーションです。 ここでは1,000リットルのユニタンクが4基、2,000リットルのが3基ありました。 フラッグシップであるペールエール等は大きな方を使っているようです。

ユニタンクでカーボネーションを行った後ビールは製品タンクへと移されます。 ビールの移送にはポンプではなくCO2ガスを使った圧力差で送っているそうです。 このとき多少ガスが抜けるとのことなのでフォースカーボネーションで炭酸補い、最終的な炭酸量を決め、ビン又はケグに詰めるということです。

面白いことにこのユニタンクにはバルブが二つ付いていました。 片方のバルブがついている配管がユニタンクの中に少し突き出ており、酵母をある程度回収した後では円錐部分を滑り落ちてくる酵母が混じらずにビールを取り出すことができるそうです。

オープン・ファーメンター

ポストファーメンター

二つバルブがついている
麦酒蔵

カウンター
最初に述べたように隣接する建物に売店とレストランがあります。 入り口を入ったところが売店となっており、土産用のビール等はこちらで買えるようになっています。 ここを通り過ぎ、ブルーハウスやファーメンターをガラス越しに見ながら奥に行くと二階へ上がる階段があります。 この階段を上がったところがレストラン“麦酒蔵”となっています。

店内は“蔵”をイメージしたような内装で非常に落ち着いた雰囲気でした。 料理は地元産の野菜や魚、鶏肉などを使ったものが多く(松阪牛は無いようでした)値段もリーズナブルでした。 メニューは季節によって色々と変わるようで、今回は秋の味覚たっぷりの秋メニューとなっていました。


椅子席
無料ビールセミナー
さて、伊勢角屋と言えば、ペールエールの他、味噌や醤油、餅なども忘れてはなりませんが、もっと大事なことが“無料ビールセミナー”です。 これまでに参加した人から色々とウワサを聞いており、一度ネタのためにも参加しなければと思っていたところでした。 今回ちょうど良いタイミングでセミナーが開かれたので参加することができました。

このビールセミナーは毎月、第三日曜日に開かれているもので今回がその11回目でした。 今回は9月と言うこともありテーマは『オクトーバーフェスト』。 その歴史的な背景や現在の状況などをサンプルビールを飲みながら理解していこうという趣旨です。

セミナーは50ページもあるお手製のテキストが配られ、それに沿って進めていくというオーソドックスなスタイルですが、所々にクイズがちりばめられており、要点を押さえながら進んでいきます。 主題以外にも『ビール当てクイズ』、次回の季節限定ビールを飲んでもらう『ラオホビール特集』等もあり、予定の3時間では足りないくらい濃い内容でした。 トータルで出されたサンプルビールは33種類にも及びました。

このように非常に内容の濃いセミナーなので、消化不良気味となっていた参加者が結構いたのではないかと思います。 特にテキストを追っていくというスタイルでは話題についていけなくなると、途中で追いつくのに一苦労です。 一部にスライドを使ったりすれば話題に乗り遅れても戻りやすく、もう少し良く理解できるのではないかと思いました。

それにしてもなぜこれほど内容の濃いセミナーが“無料”なのか。 サンプルに媚薬でも混ぜて、伊勢角屋麦酒無しでは生きられない体にしてしまおうという裏でもありそうに思う方もいらっしゃりそうなので、その真相を聞いてきました。

講師の松岡さんによれば、最初は有料でセミナーを始めたそうです。 しかし思ったほどの参加者もなかったので、「取りあえず一年間12回だけ無料でやってみよう」ということになったのがそもそもの始まりだそうです。 ちょうど来月10月が12回目で予定では最終回となるそうで、それ以降は無料でやるか一部を有料にするか等、詳細はまだ決まっていないそうですが、今後ともセミナーは続けていきたいとのことでした。

セミナー終了後、初参加の人にはビール大使任命書が手渡されました。 また、後日カードと招待券(招待券が欲しい人いますか?)も送られてきました。 ビール大使に任命されるとビールが一割引で買える等、色々な特典もあるとのことでした。 なかなかユニークな制度です。

無料と聞いただけでたいして期待せずに参加する人もいるそうですが、見事に期待を裏切られることは必至です。 中にはお金を取ったほうが良いという人さえいるとのことですから、その内容の濃さが理解できるかと思います。 それにしても松岡さんのビールに対する熱い思いが良く伝わって来るセミナーでした。 もう少し手を抜いても良いでしょうから、ぜひ長くに渡って布教活動を続けて欲しいと思います。

講師を務める松岡氏

出されたサンプルビール

手製のテキスト

ビール大使

後日送られてきたカードと招待券
今後はリアルエールも
ビールのラインナップはフラッグシップのペールエールの他、ヴァイツェン、スタウト、季節醸造があります。 このうちヴァイツェンは醸造が間に合わないため岩手の北上ビールだったと思いますに醸造してもらっているそうです。 それでもこちらで造るビールの醸造量は60klに達しないそうで、いかに60klの壁が高いかを改めて実感しました。

今回行ったときの季節限定はピーチエールでした。 ピーチの香りが非常に良く残っており、グラスに顔を近づけただけでも判るくらいの強さでした。 飲んだ後に嫌な苦味が残ることもなく、ピーチの良いところを引きだしているフルーツエールでした。

ペールエールは最近までドライホップをしていたそうですが、最近は止めているそうです。 こちらの管轄の税務署では、一次醗酵終了後にホップを添加することは禁止という見解だそうで、ドライホップをするとしても一次醗酵のオープンファーメンターに入れるとのことでした。 全く税務署は何を考えているのでしょうか。

さて、リアルエール・ファンなら気になるリアルエールですが、ずばり聞いてみたところ、予定に入っているそうです。 見学に行った時点ではまだ具体的なプランは立っていないようでしたが、秋にはヤッホーブルーイングで研修をして、その後、実際に醸造する予定とのことでした。 早ければ来年早々にもお目見えするかも知れません。 麦酒蔵にハンドポンプが設置される頃にはまた行ってみたいと思います。 その時にセミナーがどのようにリファインされているかも非常に楽しみです。
データ〜伊勢・角屋本店〜
  • 住所:三重県伊勢市神久6丁目428
  • 電話:0596-23-2880
  • ホームページ: http://www.kadoyahonten.co.jp/
  • 製造ビール:ペールエール、ヴァイツェン、スタウト、ノンアルコール、季節限定
  • メモ: ペールエールがフラッグシップ。 日本でも珍しいオープンファーメンターはぜひ見ておく価値あり。 今後はリアルエールもやる予定らしい。
やっと掲載できました。
10月4日(土)
item ホールホップ発売開始
ビアクラブショップが新たにホールホップの取り扱いを開始していました。 113g(4ozかな?)入りで1,500円だそうです。 現在のところファッグルズとノーザン・ブルワーの二種類のみとなっています。

また10月3日付けのビアクラブ日誌によれば、これまでメールで配信していた更新情報などは、今後トップページに掲載することにしたそうです。
“生ホップ”ほどではありませんが“リーフホップ”という呼び名も抵抗があります。
item GABFがテレビ放映
beertownによれば、先程行われたGreat American Beer Festival (GABF) 2003の様子がFood Network TVで放映されるそうです。 また、コンペの入賞ビールも発表されています。
item 米国編と英国パブ編も登場
最近なにかと話題となっている、日本地ビール協会主催の『リアルエールを本格的に学ぶ』ですが、新たに『米国編』と『英国パブ編』の予定が掲載されていました。
『米国編』は2004年3月27、28日で講師はレイ・ダニエル氏、『英国パブ編』は2004年5月で講師はマーク・ドノバー氏とのことです。 場所はまだ未定のようで、記述がありませんでした。
なお、『日本編』はヤッホーブルーイングの社内でやることになったようです。
消費用ビールが底をつきましたが、19日用IPAは手を付けずに取ってあるのでご安心を。
10月2日(木)
item 液体イースト
アドバンストブルーイングが第8回Wyeast定期購入の予約受付を9月30日を以て終了していました。 これに代わって10月1日よりビアクラブショップが受付けを開始しています。
item 送料改定
マイビア工房さとるが10月1日より送料を改定していました。 改訂された内容は
  1. 代引き料金の値下げ
  2. ゆうパックを使った場合、最大重量が30kgに引き上げ
  3. 定形外の送料の値下げ
の三点だそうです。 詳しくはこちらを参照して下さい。
明日には掲載できると思いますm(__)m
10月1日(水)Early Autumn Special 2003 part 2
item 麦酒食堂「BEER & BEAR」 ミニレポート[9月20日訪問]
今年の春、大阪に開業した麦酒食堂「BEER & BEAR」に行ってみました。
(写真をクリックすると拡大されます。)

ほぼ満員に近かった店内
関西地区では初めてと言える日本の地ビールを数多く取りそろえた店が『麦酒食堂「BEER & BEAR」』です。 地下鉄・御堂筋線、本町駅から御堂筋を南に向かって歩き、しばらく行った交差点を左に曲がって行くと程なくして麦酒食堂の看板が見えてきました。 御堂筋より一本東側に平行に走っている商店街を歩いていくと、丸善が曲がる目印になるのでそちらの方がわかりやすいかも知れません。 店はちょっと奥まった所にあって少々わかりにくい感じではありますが、通りに看板が出ているのでそれとなくわかります。 駅から10分程弱と大阪でもかなりの都心部に位置しています。

店の前にはビールグッズや冷蔵庫が所狭しと並べられており、テラス席も設けられています。 店内はちょっと手狭な感じですが、カウンター席と合わせれば20人強は入る感じでしょうか。 店に到着したときは最も混んでいる時間帯だったため、外のテラスでビールを飲みながら待っていたのですが、外で飲むビールもなかなか良いもので、雨が降っていなければもっと良かったように思います。

大忙しの厨房
外国ビールはかなりだが…
ビール専門店を謳っているだけあり、ビールの品ぞろえはかなりの種類があります。 店の規模を考えるとビンビール主体になってしまうのは仕方がないにしても、これだけの種類をそろえるのは大変だったのではないかと思います。 しかしながら外国ビールの品数に比べ日本の地ビールが少なかったように感じました。 この日はちょうどタイミング良く島根ビールが入荷しており、飲むことが出来たのは非常にラッキーでした。 関東から行った者の勝手な希望としては、島根ビールのような大阪に近い地方のビールを数多く取りそろえておいて欲しいところでした。

また、ビールサーバーが7つくらいありケグビールも何種類か提供しているのですが、そのうち地元の箕面ビールが3本〜4本を占めていました。 箕面ビールに行ったばかりだったと言うこともあり、別のビールがつながっていたら良かったと思いました。 更にハンドポンプもすでに一台設置されていました。 現時点ではレギュラーにリアルエールを提供してはいないそうですが、太閤エールのカスク版を数量限定で販売していたこともあるので、今後はぜひともレギュラーでやって欲しいところです。
料理もかなりお勧め
このお店のもう一つの売りはビールに合うオリジナル料理を提供しているところでしょう。 一般的にビールに合う料理と言うと、ソーセージとかピザとかが頭に浮かびそうなものですが(自分だけかな?)、アジアン・テイストたっぷりの料理が、これまた非常に良く合っていました。 少人数で行ったので、一人前ずつしかオーダーできず、一品一品のボリューム感は味わえませんでしたが、何種類かの料理をオーダーしただけで満腹になりました。 こういう料理だとパーティの様に大人数で分けあいながら食べるのも良さそうです。

ホームブルワーの来店も多いようで、味見用に自分の造ったビールを置いていく方も多いようで、一本ご馳走になりました。 開店して半年しか経っていませんが、すでに大阪のビール好きの集まる場所として定着しつつある感じがしました。 ビールセミナー等のイベントも開催されており、これからもビール愛好家を増やすためにも頑張って欲しいと思います。
データ〜麦酒食堂「BEER & BEAR」〜
  • 住所:大阪市中央区博労町3-4-9
  • 電話:06-6241-0409
  • ホームページ: http://www1.ocn.ne.jp/‾sjk/
  • メモ: 2003年春に開業した大阪初?の地ビール&世界のビールを中心に取り扱う居酒屋。 比率的には外国産ビールの方が多い感じ。 料理はアジアン・テイストたっぷりでお勧め。 店内がちょっと手狭なため、大人数で行くなら予約をしたほうが無難。
【予告】明日はいよいよ伊勢角屋に迫ります。