赤:休刊予定日
黄:特別配信
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4月9日〜13日(現地時間)のスペイン編はこちらです
4月14日〜17日(現地時間)のドイツ・ケルン編はこちらです
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総集編〜旅行をふり返って〜
[7月12日]
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旅行から帰ってきて早いもので3ヶ月が過ぎようとしています。
強烈に残っていた印象も日々薄れており、そろそろ復習旅行の計画を立てないとならないかなと思い始めているところです。
今回、最大の目的は全くビールとは関係ないことだったので、前半に行ったスペインは全くビールを考慮せずに決まった場所でした。
スペインというとシェリー酒が有名で、ビールはどうせ大手くらいしかないだろうとタカをくくっていました。
しかし実際に足を運んでみると、全国的には大手が一般的ではあるものの、グラナダ周辺に限っては、リージョナル・ブルワリーであるCERVEZAS ALHAMBRAがかなり幅を利かせている点に少々驚きました。
このビールは隣の県であるマラガでは全く見られなかったことからもかなり徹底しているご当地ビールなのではないかと思います。
また、グラナダには唯一と思われるマイクロブルワリー(エキストラクトではありますが)もあり、中まで見学できたことは非常に有意義でした。
ビール目的では絶対に行かないと思われる国だけに、とても良い体験ができました。
スペインには他にもサラゴサ辺りにマイクロかリージョンルがあるようなので、機会があればまた行ってみたいと思います。
後半のケルン周辺では目的がケルシュを飲むことだったためほとんどの時間をビールに費やすことが出来ました。
当初計画していた全ケルシュ制覇とデュッセルドルフ訪問はできなかったものの、予定に無かったCoesfeldと言う町のマイクロでブルワリー・ツアーができたことは収穫でした。
これはまさに同行してくれたロルフのお陰なのですが、彼を紹介してくれた小池さんにも感謝しています。
本当にありがとうございました。
「ドイツビール」というと歴史のある醸造所のイメージが強く、日本で新しい日本酒の蔵が誕生しないように、ドイツでも新しいブルワリー誕生していないものだと勝手に想像していました。
毎年いくつもの醸造所が廃業しているということを合わせて考えると、ビール産業全体が徐々に衰退しているのかと思っていました。
しかし今回初めてドイツを訪れて判ったことは、ビール大国ドイツにおいても新たなマイクロブルワリーが数多く誕生しているということです。
これには正直ちょっと驚きました。
確かに廃業はあるもののその分新しい醸造所が出ているようで、ビール産業自体はまだまだ元気なようです。
古い醸造所が廃業していくことは確かに寂しいことですが、世代交代だと思えばむしろビール業界にとっては良いことなのかも知れません。
また、その多くのブルワリー(見学したブルワリーでは100%)がオープン・ファーメンターを使っているということにも非常に驚かされました。
クローズド・ファーメンターを良しとしない文化があるかどうかは不明ですが、日本ではほとんど見ることが出来ない方式なだけに、これを多用している理由を聞いておけば良かったなと後悔しています。
今回が初めての渡欧だったのでまだまだ回らなければならない醸造所がたくさんあるのですが、ケルンは復習もかねてもう一度行ってみたいと思います。
次の渡欧は…
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