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全体を通して
(総集編)
New England編
(現地時間:9/20〜26)
GABF2001編
(現地時間:9/27〜30)
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赤:休刊予定日
黄:特別配信
BeerLine Todayの記事も参照して下さい
9月27日〜30日(現地時間)のGABF2001編はこちらです
9月28日(金)[現地時間:9月26日]
◆ Seven Barrel Brewery
ニューハンプシャー州とバーモント州の境の町ウエスト・レバノンにあるSeven Barrel Breweryを訪れました。 今回最も楽しみにしていたブルワリーです。
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宿泊先のナシュアから緑豊かなニューイングランドのハイウエイを飛ばして、一時間半くらいでやっと到着しました。 ここはホームブルワーならほとんどの人が知っている「(New) Brewing Lager Beer」を著したGreg Noonanがオーナーの店です。 ブルワリーの隣にホームブルーショップも併設しているのですが、16:00からオープンするそうで、昼には入れませんでした。
正面に醸造設備があり、外から見える造りとなっていました。 ブルーパブへは正面から見て右側中ほどにある扉から入るようになっています。 ホームブルーショップはちょうど写真の裏側にあります。
バーカウンターに座ると正面に小さいタンクがいくつも並んでいるのが見えます。 これがコンディショニングタンクのようです。 これらタンクとカウンターの間にはケグを置く場所などはなさそうで、推測ですが、タップはこれらのタンクに直結されているように思えます。 タップの奥にはハンドポンプが置いてありカスクも楽しめます。
肝心のビールはほとんど欠点が見つからないモノばかりでした。 たとえば、ブラウンエールではトースティー香りが出ていてホップキャラクターは全然なしと言ったように、スタイルガイドラインを忠実に守って造っているなあという印象です。 こういうブルワリーは非常に珍しいのではないかと思います。
◆ Jasper Murdock'S Alehouse
Seven Barrel Breweryから川を越えてすぐの、バーモント州にあるエールハウスを訪ねました。
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ここはブルワリーだけでなく、宿泊もできる『エールハウス』と言ったほうがぴったりと来る感じの所です。 歴史はだいぶ古いようで、かなり昔(1700年代?)から営業をしているようなことが書かれていました。 そのためか建物も歴史を感じさせる造りです。
ビールは食堂で飲むことができます。 非常にこじんまりとした食堂で、入って右手にバーカウンターがあります。 オープンテラスもあり、天気の良い日にはこちらの方が気持ち良くビールが飲めるかも知れません。
メニューには10種類程度のビールが書いてありましたが、この日あったのは三種類で、全部試してみました。 マイクロブルワリーと言うよりはホームブルーに近いのか、良くホームブルーパーティで飲むようなビールの香りでした。 醸造施設がどんなモノか非常に興味ありましたが、煙突なども見当たらず、結局発見することはできませんでした。
◆ Harpoon Brewery
次に訪れたのは州境の高速道路を30分ほど南下した所にあるHarpoon Breweryでした。
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Harpoonと言えばボストンに工場があるブルワリーで、ここの工場は第二号になります。 もともと違う会社の工場だったところを数年前に買われ、Harpoonとして稼働しているそうで、Harpoonのラインナップの他に昔の会社の銘柄Catamountも造っています。
高速道路を下り田舎道を少し走るとHarpoonへの道路標識が出てくるので、それにしたがって左折すると工場が見えてきました。 緑豊かな山の中にあるので白が良く目立ちます。 到着したのが16時少し前と遅かったため工場見学はできませんでしたが、醸造設備の目の前までは入れるようになっていたので設備自体は見ることができました。
目の前にホットリカータンクがありますが、これが3500ガロンとかなり巨大です。 これから考えると一度仕込みは3000ガロンくらいにはなるでしょうか。 これだけ大きなブルワーにもかかわらず使っているモルト・ミルは2ローラーということです。 4ローラーのミルというのはマイクロでもなかなか使わないもののようです。
◆ McNeill's Brewery
ニューイングランド最後のブルーパブは、さらに高速道路を南下した所にあるMcNeill's Breweryでした。
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Brattleboroというちょっとした町にこのブルワリーはあります。 数日前にボストンでここの瓶ビールを買って飲みましたが、あまり良い印象は無かったのですが、お勧め情報があったのと宿への帰り道だったので寄ってみました。
建物は木造の古い建物で風情を感じさせます。 もう夕方ということもあってか店内はにぎわい始めている時間でした。 ダーツなどバーならではのゲームもあったりして、雰囲気は抜群です。
バーカウンターにはハンドポンプが三本設置させれているのが見えたのでさっそく注文してみました。 全体的にアセトアルデヒドっぽいのか雑味が結構あります。 しかし、不思議なことにみんなが食べている落花生を注文して、食べながら飲むとこの雑味が気にならなくなっておいしく飲めてしまいました。 ビールだけでその善し悪しを判断するのは良くないのかも知れません。
本日のベスト:Seven Barrel Brewery『R.I.P. Stout (cask conditioned)』
強烈なブラックモルトの香り。 匂いを嗅ぐとずいぶんとアルコールが強そうに感じるが、口当たりが軽くマイルド。 少しアルコールは高い感じ。 ロースト麦の苦みが心地よい。 Russian Imperial Porterの略らしい。
今日飲んだビール(9/26)

Seven Barrel Brewing
- R.I.P. Stout (cask), Champion Reserve IPA (cask), Red #7 (Red Ale), New Dublin Brown (Brown Ale), Old 80 Weight (Scottish Ale), Hannover Bier (German Pilsner)

Jasper Murdock'S Alehouse
- Whistling Pig Red Ale, Old Slipperyskin IPA, Stackpole Porter

Harpoon Brewery
- IPA

McNeill's Brewery
- ESB (Cask), Summer Bitter (cask), Dead Horse IPA (cask)

Bottled Beer
- Captain Swain'S Extra Stout (Cisco Brewers), Nut Brown Ale (Oak Pond Brewing), Bar Harbor Real Ale (Atlantic Br. Co.), London Style Porter (D.L.Geary'S), Winter Ale (Shipyard)

GABF2001が始まっていますが、書くのが追いつきません。
9月27日(木)[現地時間:9月25日]
◆ Tully's Specialty Beer & Fine Wines
メイン州を離れて一路ニューハンプシャー州へと向かいました。 その途中にある酒屋で名残惜しいメイン州のビールを購入しました。
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YANKKEE BREW NEWSという地元のビール新聞(ブルーパブや酒屋で入手可)によると、300種類以上のビールが置いてあるというメイン州で一番の品ぞろえを誇る酒屋だそうです。 店主のおじいさんにビールを探していると言うと、「ここから先がみんなビールだ」と言って案内してくれました。 広い店ではありませんが、店内の2/5くらいはビールが占めているという感じでしょうか。 壮観な眺めです。
話し好きの店主で、色々と説明をしてくれました。 (英語で言っているので1/3くらいしか理解していませんが) いくつか購入したものを宿に帰って飲んだところ、特にAllagash Specialは耐えられないほどスカンク臭が発生していました。 もう少し管理に気を使って欲しいところです。
話を聞いているときに少し触れただけでしょう、突然ワインが落ちて割れてしまいました。 そして会計の時にそのワインの仕入れ値も請求されてしまいました。 取りあえず言葉が完ぺきに通じないし、$13とそれ程法外な値段でもなかったので払ってきましたが、こういう場合アメリカでは払うのが当然なのでしょうか? 隣に置いてあったワインが$200くらいしていたので冷や汗モノでした
◆ Portsmouth Brewing
ニューハンプシャー州、ポーツマスにあるブルーパブを訪ねました。
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ポーツマスはニューハンプシャー州で唯一海に面している町です。 ここには二軒のブルーパブがあるということです。 (もう一軒は後に紹介するRed Hookのブルーパブ)
町の中心街にある煉瓦造りの古い建物にそのブルーパブはありました。 写真には写っていませんが、左隣には同パブのギフトショップが隣接しています。 店内は割合に明るく、ちょうど昼時と言うこともあってランチをとる人たちで賑わっていました。
仕込み窯などの醸造施設はパブの奥の方に設置されていました。 仕込み窯のサイズが10バーレルくらいと言うことですから、仕込み量は1000リットル程度でしょうか。 醗酵タンクなどは地下に置いてあり、タンクの上部が我々の座ったテーブルの足下から見えるようになっていました。
ビールメニューには20〜30種類くらいのビールが書いてありました。 一瞬ビックリして全部制覇するのは不可能と思いましたが、どうやらこれまでに提供したことのあるビールを全てリストアップしてあるだけで、その日に飲めるビールは別に掲示してありました。 肝心の味はとても雑味が多く、9 oz.グラスがあったとしても全部制覇するのは(モチベーション的に)難しいと思いました。 冒険のしすぎです。
◆ Red Hook Brewery
もう一軒のブルーパブがあるRed Hookへも行きました。
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多くの方がそうかと思いますが、Red Hookというとシアトルのイメージがあるかと思いますが、実はここポーツマスにも工場がありブルーパブも併設しています。 町からはだいぶ離れた空港の近くにあるのですが、地図で探すのに一苦労して、一時間以上無駄にしてしまいました。
最初お土産物だけを買おうと言うことで立ち寄ったのですが、カウンターの中にハンドポンプを発見してしまいました。 オン・タップですら日本では飲むことが難しいのに、カスクを発見してしまっては飲まないわけには行きません。 結局全員一杯ずつ注文しました。
カスクコンディションで置いてあったビールはIPAとESBの二種類でした。 どちらもさすがに良いビールでした。 ESBを造るならこんなビールにしたいと思うお手本のようなビールです。
本日のベスト:Red Hook Brewery『IPA (cask conditioned)』
柑橘系のホップの香りが素晴らしい。渋味はほとんどない。アルコール度は高め。 大きなブルワリーのブルーパブに行くと珍しいモノが飲めることが多々ある気がするので、ぜひお勧めです。
今日飲んだビール(9/25)

Portsmouth Brewing
- Apparently Amber Lager, Bahnyahd Pale Ale, Cream Ale

Red Hook Brewery
- IPA (cask), ESB (cask)

Bottled Beer
- Pale Ale (D.L.Geary's), 420IPA (Stone Coast Brewery), IPA (Samuel Adams), Fuggles IPA (Shipyard), Special (Allagash)

おまけコーナー:Apple Storeボストンに行ってきました。
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パッと見たところ、高級ブティックのような店構え。 オープンの一週間前に間違えて告知というアクシデントがあったためか、こんな張り紙もありました。
明日は移動日なので更新は遅くなる可能性が高いです。
9月26日(水)[現地時間:9月24日]
◆ D.L. Geary Brewing
メイン州ポートランドのマイクロブルワリー見学の始まりです。 まず最初はギフトショップに釣られてやってきたD.L.Geary Brewingです。
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ポートランドはメイン州のマイクロブルワリーの中心的存在のようで、この町の周辺にいくつかのブルワリーが点在しています。 その中でもD.L.Gearyがあるあたりは、工場団地のようでここに三軒のマイクロブルワリーが存在していました。 そのうち最初に訪れたのがここでした。
とてもギフトショップがあるとは思えない外観ですが、中に入ってみると雰囲気、ただのビールマニアの部屋と言った感じですがそれらしい部屋がありました。 パンフレットによるとブルワリーツアーは要予約とのことでしたが、できるかどうか聞いてみたところ、O.K.とのことだったのでさっそくツアーに参加です。
こちらが仕込みようの設備です。 手前にマッシュタン二つと奥にケットル二つが見えます。 ここのブルワリーはだいぶ規模が大きいそうで大きなマッシュタンの容量は50バーレルとのことです。
ファーメンターは割合大きなブルワリーには珍しくオープンファーメンターを使っていました。 写真にあるように、中にパイプが通っており、これに水を通すことによって醗酵温度を一定に保っているようです。 ファーメンターはいくつかあり、昨日だか一昨日に仕込んだというバッチでは高い泡が見られました。
ビールのラインナップは全てエールで、ツアーの最後には季節醸造のウインター・エールを飲ませてもらいました。 アルコール度7%という強めのエールでホップをふんだんに使っているようなのですが、全然渋味がなく、非常に良いビールでした。
◆ Allagash Brewing
続いてはD.L.Gearyのすぐ近くにあるAllagash Brewingを訪ねました。
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こちらも本当にただの工場と言った感じですが、入り口には小売店があると書いてあります。 入ってみるとただカウンターがあって、そこでギフトを売っているだけでした。 ブルワリーツアーは15時からとなっており、時間までに一時間ほどありましたができるかどうか聞いてみたところ、こちらもO.K.だったのでさっそく見学開始です。
このブルワリーはベルギービールに特化した醸造所で、D.L.GearyやCascobay(次ぎに訪れたブルワリー)に比べるとかなり小規模なブルワリーです。 醸造システムは一枚の写真に収まるほどの大きさでした。 マッシングは全て45分程度のワンステップ・インフュージョンで行っているそうです。
ここでは普通のフォースカーボネーションしたものの他に、ボトルコンディションのビールも造っています。 750mlのビンでコルク栓を使用しているのですが、そのビン詰め機がこちらです。 フォースカーボネーション用のビン詰め機が一分間に数十本詰められるのに対してこちらは手作業によるビン詰めとなるそうです。 ビン詰め時には新しいイーストを一緒に入れ、一週間ほど21℃の部屋でコンディショニングを行い、ビールに炭酸を溶け込ませるとのことでした。
ツアーの終わりにボトルコンディションのモノと、フォースカーボネーションのモノと両方飲ませてくれました。 全く同じバッチだというのに全然違うビールという感じで、ボトルコンディションの方がはるかに良いビールに感じられました。
◆ Cascobay Brewing
その次はAllagash Brewingの前にあるCascobay Brewingです。
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先程のAllagash Brewingとは道を挟んだ正面に位置しています。 こちらも結構大きなブルワリーで、外には大きなサイロが置いてありました。 ビールを片手にさっそくツアー開始です。
こちらが醸造システムです。 一回の仕込み量は20バーレルですが、ファーメンターが40バーレルなので段掛けで仕込んでいるそうです。 写真には写っていませんが、ひとつ80バーレルの醗酵タンクがあり、それを使って仕込むときには4回の段掛けを行うとのことでした。 朝3時くらいから始めて夜の10時過ぎまでかかる、非常に大変な作業だそうです。
事務所の奥にはテイスティングルームがあり、何とビアエンジンまで置いてありました。 ビールのラインナップは全て把握しきれませんでしたが、ラガーからエールまで一通りのビールを造っているようです。
◆ Gritty McDuff's
昼食に入ったのは街中にあるブルーパブでした。
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このブルーパブはポートランドの街中にあり、先程の工場団地からは自動車で20〜30分くらいで到着しました。 港が目の前にあるような所で、自動車から降りると非常に海臭い匂いが漂っていました。 港町に来たという雰囲気にさせてくれます。 (西千葉でも海臭い日はあるけど何となく。)
店内は薄暗く、バーという感じです。 カウンターの上にはマグカップがたくさん吊るされていました。 カップやグラスをキープしておくバーはたまにありますが、それなのでしょうか。
店に飾られていたエンブレムを見ると、ビールは地下で造っているということで醸造設備などは全く見られませんでした。 シカゴのReal Ale Festivalで賞を取ったということで、非常に期待していたのですが、フルーツネクターのようなアロマがありいまいちという感じでした。 なお、賞を取ったというScottish Aleは季節醸造ということで現在はありませんでした。
クラムチャウダーは非常に緩く、スープのような感じでした。 ジャガイモが皮ごと入っており、そのせいか非常にかび臭いものでした。
◆ Great Lost Bear
最後はポートランドで一番タップがたくさんあるらしいビアバーで締めくくりました。
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ここまででだいぶ飲み疲れていたのですが、回ったブルワリーの人が必ず勧めてくれたビールバーで締めくくることにしました。 ここには50以上タップがあり、メイン州の名だたるビールはほとんど全て揃っているようです。
パイントグラスのつもりで注文したところ、月曜日と火曜日はハッピーデイということで、同じ値段で倍くらいある大きなグラスでのサービスでした。 普段ならラッキーとばかりに思って飲み干してしまうところですが、1/5くらい飲むのがやっとで、最後は水を飲んでいました。
本日のベスト:Allagash Brewing『Double (bottle conditioned)』
全く同じバッチのフォースカーボネーションとは偉い違い。 ボトルコンディションは偉大なのかも。
今日飲んだビール(9/24)

D.L.Geary Brewing
- Hampshire Special Ale (Strong Ale)

Allagash Brewing
- Wit, Double

Cascobay Brewing
- Salty Pete's Peg Leg Ale (American Pale Ale)

Gritty McDuff's
- McDuff's Best Bitter, Portland Head Light Pale Ale, Black Fly Stout

Great Lost Bear
- Halloween Ale (Grity McDuff's, Cask), Pale Ale (D.L.Geary's, Cask), Sheepscot Valley Boothby Special Bitter Pale Ale (Cask)

寝不足の日々が続く。。。
9月25日(火)[現地時間:9月23日]
◆ Beer & Wine
レンタカーで郊外にある有名なホームブルーショップを訪れました。
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ボストンからだいぶ郊外へと行ったWobunという町にあります。 日本でもインターネットが普及する前、FAXの時代から利用している人がいたりしたそうで、昔からホームブルーをしている人にとっては割合なじみのある店だそうです。
通販をメインにやっているということもあり、店内のほとんどが倉庫状態で、ワイン搾り器などの大きな器具が所狭しと並べられており、客が入れるところはずいぶんと限られていました。 ビール用品に限って言えば一通りの品は揃っていますが、すごく面白い道具があると言うわけでなく、平均的な店でした。
結局、前から欲しかった本を二冊(Brew Your Own BRITISH REAL ALEとNorth American CLONE BREW)を買ってローガン空港に向かいました。
◆ Samuel Adams
ローガン空港へ行ったついでに有名なSamuel Adamsがやっているバーに寄りました。
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ボストンと言えばSauel Adamsというくらい世界的にも有名なブルーワリーで、ローガン空港にもいくつかの店を出しているようです。 店内には大きなカウンターがあり、その奥には飾りだかわかりませんが、樽が並べられています。 置いてあったビールは全部で5種類でさすがに全てタップから注がれてきました。
あの事件の後と言うこともあってか、店の写真を撮っただけで空港職員のおばちゃんに注意され、セキュリティまで呼ばれてしまいました。 セキュリティの兄ちゃんが言うには写真を撮るのは全然構わないようなことを言っていましたが、とても怪しい人に見えたと言うことでしょうか。 後味の悪い思いをしました。
◆ KENNEBUNKPORT BREWING
いよいよメイン州入りです。 ホテルに入る前に途中のブルーパブに寄りました。
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このブルワリーはメイン州のKENNEBUNKという所にありました。 ローガン空港からは自動車で高速道路を1時間半くらい行った所に位置します。 KENNEBUNK観光地らしく、その中でもこのブルワリーがあるKENNEBUNKPORT周辺は一番の中心のようです。 行ったのが夜だったので良くわかりませんでしたが、建物は港のすぐ脇に建っていて、出窓からは海が一望できるようです。 ブルワリーの名前は『KENNEBUNKPORT BREWING』ですがビールブランド名は『SHIPYARD』、レストランの名前は『FEDERAL JACK'S』となっています。
正面から階段を上がるとレストランがあり、その下の裏手がブルワリーとなっていました。 さらに階段の右手(一階)にはギフトショップがあり、たくさんのグッズが置いてありました。
外から見える醸造システムは手前からマッシュタン、ロータータン、ケットルという感じでしょうか。 パイプのようなものは粉砕された麦芽をマッシュタンに運ぶ物です。 このパイプにはお湯を送るラインが付いていないようで、どうやらマッシュイン時にはホームブルーの様に麦芽を直接マッシュタンに入れているようです。 ちょっとビックリです。
ビールの種類は7〜8種類でそのうちひとつがカスクコンディションでした。 味はそれほど良いという感じではありませんでしたが、まあ及第点と言ったところでしょうか。
本日のベスト:Samuel Adams 『Boston Lager』
『該当なし』でも良かったが、取りあえずということで。 香りはそれ程でもないが、意外とホップが効いていて少し驚いた。
今日飲んだビール(9/23)

SAMUEL ADAMS
- Octoberfest, Pale Ale, Boston Lager, Boston Ale, Cherry Wheat

KENNEBUNKPORT BREWING
- OLD THUMPER (Cask, Bitter), FUGGLES IPA, KENNEBUNK PORTER

9月24日(月)[現地時間:9月22日]
◆ Modern Brewer
今回最初のホームブルーショップを訪問しました。
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ホテルの最寄り駅Kendall/MITよりさらに4駅ほど行った郊外のDavisという駅で下車しました。 ボストンからそれほど離れていない駅ですが、駅前の芝生で寝ころんで本を読んでいる人がいたりと、とてものどかな風景が広がっていました。 駅前に広がる住宅街(田園調布のような感じだが、家はもっと小ぶり)を抜け、大きな通りに出た目の前にModern Brewerがあります。
店内は非常に明るく、通り一遍のモノは揃っているという感じでした。 ホームブルー用品に混じってコーヒーも何種類か置いてありました。
しばらく商品を眺めていると親子連れがやって来てモルト、ホップなど一通りの材料を買っていきました。 これから仕込むのでしょうか。
結局ここでは、小物をいくつかとNew England's Great Breweriesという1000ピースのパズルを購入しました。 このパズルにはニューイングランド地方のブルワリーのほとんどが掲載されているようで、店と同じ名前(ロゴも同じ)のブルワリーがあります。 事前に調べておいた限りでは、この近所に工場らしきものがあるようだったのでちょっと聞いてみたところ、ここから自動車で1時間半くらい行ったところにあると言うようなことを言っていました。 そんなわけで、工場見学はできませんでした。
◆ Quincy Ships Brewing
今日最初のブルーパブは新聞で見つけた、これまた郊外にあるパブでした。
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当初、ホームブルーショップよりもさらに郊外にあるブルーパブに行こうと考えていたのですが、その町まで行く次の電車まで2時間近くもあると言うことが判明したため、急遽違うパブに行くことにしました。 先程のホームブルーショップでもらった新聞に、Davis駅からはボストンを越えて逆の郊外にあるQuincyという町にそのブルーパブの紹介記事が載っており、行ってみることにしました。
駅にあった地図を参考に15分くらい歩くと、船の絵の看板が目に入ってきます。 醸造設備が一部通りに面して設置されており、外から見ることができます。
土曜日ということもあってかバーカウンターはいっぱいだったので、テーブルに案内されました。 店内は薄暗く、ビリヤードの台もいくつかありました。
ビールは全部で7種類あり、そのうちひとつがカスクというラインナップでした。 全体的に苦味が抑えられており、アメリカンらしからぬビールでした。 試したビールはどれもそこそこ良くできており、特にペールエールが好印象でした。
ビール・メニューはかなり細かいビールのデーターまで記載されており、ホームブルワーとしては嬉しくなりました。
クラムチャウダーはチーズが入っているのか非常に塩辛いものでした。
◆ Cambridge Brewing
夜、ホテルの近くのブルーパブを訪れました。
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調べておいた住所が地図上に存在せず迷いながら行ったので近くにあるにもかかわらず、ずいぶんと時間がかかりました。 ビルの間の中庭のようなところに位置するこのパブは、入り口からオープンテラスが広がっておりビアガーデンと言った感じですが、日本とは全然気候が違うのでまるで別物です。 週末だからでしょうか、こちらもかなり賑わっていました。
ここでは9oz.のグラスがあったので、それを注文しました。 ビールの種類は全部で7種類でしたが、Scottish Aleが品切れで6種類しか試せませんでした。 全体的に雑味がある感じでそれほど良い印象はありませんが、その中でもStoutが結構良い印象でした。
本日のベスト:QUINCY SHIPS BREWING 『GRANITE RAIL PALE ALE』
ホップの香りが良く、渋みもない良い良くできたペールエールだと思う。 メニューによればドライホップをしているそうだ。
今日飲んだビール(9/22)

QUINCY SHIPS BREWING
- SHIPFITTER'S BITTER (CASK), GRANITE RAIL PALE ALE, 3A (ABIGAIL ADAMS) AMBER, FURNACE BROOK PORTER

CAMBRIDGE BREWING
- REGATTA GOLDEN (Golden Ale), TALL TALE PALE ALE, CAMBRDGE AMBER, CHARLES RIVER PORTER, RED GOD IPA, BLACKOUT STOUT

Bottled Beer
- Dead Horse IPA [McNeill's]

Macユーザー喜ぶ。。。 写真
9月23日(日)[現地時間:9月21日]
◆ COMMONWEALTH FISH AND BEER CO.
いよいよボストンのブルワリー巡り第一段です。
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このブルワリーはボストンの中心部、ノースステーションの近くに位置します。 ボストンコモン(公園)からぶらぶら歩いても1kmほどしかない距離で、ちょっと散歩がてらに出かけるのも良さそうな距離です。 店の入り口には魚のマークが入った看板がデカデカと付けられていました。
店内はかなり広く100人は余裕で入れそうな感じでした。 バーカウンターに目をやるとハンドポンプがやたらと目立ちます。 それもそのはずで、8種類あるレギュラービールのうち3つがカスクコンディションなのです。 それに加え、季節醸造のカスクコンディションがもう一つあるので合計4種のカスクが味わえるようになっています。 また、バーカウンターの上にはバートン・ユニオン・システムの一部が置かれており、エールへのこだわりが感じられます。
醸造システムは店内の端っこに仕込み窯が見えるだけで、ほとんどはカウンターの後ろに隠れていて見えませんでした。 仕込み窯を見た感じではだいたい1000リットル程度の仕込み量のようです。
ビールはカスク3種(ひとつは品切れだった)とAmerican Pale Aleを飲んでみました。 全体的になかなか良い出来で、機会があればぜひ今回飲めなかったカスクを飲んでみたいと思います。
◆ Boston Beer Works
続いてはかなりお勧めと言われていたBoston Beer Worksです。
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ボストン・レッドソックスのホーム球場であるフェンウェイパークの近くにもともとの店は存在しています。 しかしちょうど行った日はナイトゲームがある日のようで、見せの中は非常に混雑しており入るのをあきらめて、先程のCOMMONWEALTHのすぐそばにある二号店に行きました。
この店は最近できたようで、途中の酒屋でもらった地ビール新聞で知りました。 店は非常に広く、一階がパブレストランでさらに二階はプールバーとなっておりビリヤード台が15台も置いてあるとのことです。
ここの醸造システムは全て見渡せることができました。 面白かったのはマッシュタンとボイル・ケトルです。 写真のようにマッシュケトルの方が若干高い位置に据え付けられていました。 ワォートをボイルケトルに移す際には重力を使って行うこともできるのではないでしょうか。
醗酵タンクは二階にあり、ラガーリングタンクらしきものも二階にありました。 タンクには609galと書いてあったので、一度の仕込みはだいたい2000リットル程度のようです。
肝心のビールですが、期待していたほどではありませんでした。 カスクコンディションのペールエールは濁っているし、ESBは冷え過ぎで炭酸が強すぎでいまいちの感じがしました。 やはり一号店に行くべきだったのかなと後悔して宿に戻りました。
本日のベスト:COMMONWEALTH FISH AND BEER『Classic Stout』(カスク)
コーヒーのようなロースト香が強く出ているインペリアルスタウト(だと思う)。 IPAも良かった。
今日飲んだビール(9/21)

COMMONWEALTH FISH AND BEER
- Brunette Bombshell (Amber Ale, Cask), IPA (Cask), Classic Stout (Cask), American Pale Ale

Boston Beer Works
- BAY STATE ESB, FENWAY PALE ALE (Cask), Punpkin Head Ale (Vesitable Ale), BUNKERHILL BLUEBERRY ALE (Fruit Ale)

Bottled Beer
- HARPOON IPA [Mass Bay Brewing], not quite Pale Ale [Magic Hat Brewing],

9月22日(土)[現地時間:9月20日]
◆ ボストンに到着〜John Harverd's Brewhouse
取りあえず無事にボストンに到着しました。
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飛行日の中ではニューイングランド地方特産のクランベリージュースを飲んだりして、ニューイングランドの気分になっていました。
ボストン入りして最初の夕飯は名門ハーバード大学の近くにあるJohn Harverd's Brewhouseでした。 ここは2000年のGreat American Beer FestivalでBest of Brewpubを獲得するなど、なかなか良いとの評判だったのでだいぶ楽しみにしていったのですが、全体的にアセトアルデヒドっぽいビールばかりで、いまいちと言う感じでした。 とは言えカスク・コンディションドのスチームビールである『Boston Common』は良くできたビールでした。
本日のベスト:John Harverd's Brewhouse『Boston Common』(カスク)
カリフォルニア・コモンのカスクコンディション。 しっかりとしたボディに少しトースト的な香りが良い。 ホップの苦味はあるがアロマは弱い。 カスクでないバージョンと比べると雲泥の差。
今日飲んだビール(9/20)

ORD(シカゴ国際空港)
- Honker's Ale (American Amber) [Goose Island]

John Harver's Brewhouse
- Boston Common (Carifornia Common), Boston Common (Cask, Carifornia Common), Irish Dry Stout (Nitro, Stout), Newtowne Nutbrown Ale (Brown Ale), JH Pale Ale (Pale Ale), OKTOBERFEST (Octoberfest), RIVER RHINE ALT (Alt)