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全体を通して
(総集編)
ミシガンのブルワリ
(現地時間:2/21〜2/26)
RAF2003編
(現地時間:2/27〜3/1)
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03年2/3月
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赤:休刊予定日
黄:特別配信
BeerLine Todayの記事も参照して下さい
2月23日〜28日のミシガンのブルワリー編はこちらです
3月7日(土)[現地時間:3月1日]
◆ Three Floyds Brewing Co.
一昨日、見学できなかったインディアナ州にあるブルワリーを訪ねました。 今回最後のブルワリー訪問です。
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高速道路をデトロイト方面へ向かいインディアナ州へ向かいました。 インディアナ州にあるとは言ってもシカゴ近郊に位置しているのでダウンタウンから小一時間で到着です。 今日は土曜日なのでブルワリー見学は12:00〜17:00です。
搬入口にあるドアから入ると、左手にタップルームがありました。 ここで$5払うと好きなビール1パイントとトークン代わりの王冠2個をくれます。 このトークン一枚でさらに1パイントのビールが飲めるようになっています。 つまり$5で3パイントのビールが飲めるということです。 バーレイ・ワインでもトークン一枚で飲めるので、かなりお得といえばお得で、近くにいた自称セラピストのおじさんはバーレイ・ワインを何杯も飲んでいました。
ここの設備良く見慣れたJV North West社製の釜でした。 右手の釜でマッシング〜スパージングを行い、左の釜で煮沸〜ワールプールを行うということです。 マッシュタンにはスチームジャケットは巻かれておらず、ワンステップ・インフュージョン・マッシングしかできないそうです。 ケルシュもそれで造っているようです。 15バーレルというかなり大掛かりな設備ですが小さいファーメンターが30バーレル、大きいものは60バーレルもあるとのことです。 最低でも2バッチ造ってひと仕込みだそうですが、仕込み方法がシンプルなので次々に仕込むことができ、以外に早くできるのかも知れません。
マッシュタンの横にあった装置はスパージングの様子をモニターするもので、いっぱいになったところで送りを開始するとのことです。 チラーはグリコールは使っておらず、水だけで冷やしているとのこと。 エールしか造らなければこれで十分なようです。
醗酵が終わったビールはコンディショニングタンクに移され保管されます。 ここまでは一般的なブルワリーと同じですが、ちょっと面白いのはブライトタンクが一つしかないことです。 出荷される分だけを移してカーボネーションの後ケグおよびビン詰めされて出荷するとのことですが、造っているビールがエールであるため、ほとんどカーボネーションの必要がないからこそできることのようです。
ビールは非常にホッピーです。 今回のブルワリー訪問で唯一あったケルシュでさえかなりホッピーでした。 しかしながらどれも渋味は少なく良くできていました。 ドライホップの仕方がうまいのだろうと思いやり方聞いてみました。 それによれば、醗酵が終わったファーメンターからイーストを抜いた後、ペレットホップを投入し、そのまま一週間くらいドライホップしているとのことでした。
◆ Real Ale Festival - tasting session #3
とうとう最後のイベントとなってしまいました。
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今年から会場となったA.Finkl & Sonsは鉄工メーカーとのことです。 その工場の一角のイベントができるような建物での開催となりました。 工場の一角なので少し寂れた感じで、近くには勝鬨橋のような橋もあり、東京で言うところの下町といった所です。
今日は昼間もテイスティングセッションが行われていたのですが、上に書いたブルワリーへ行っていたため、最後のセッションだけの参加です。 入場と同時にもらえるグラスが不足しそうだとのことで、プラスティクのカップで良いと言う人にはグラスの代わりにさらに3枚、合計8枚のビールチケットを配るという措置が取られるほど盛況でした。 用意したビールグッズも少なかったのかTシャツも残り少なくなっていました。 一方ビールは、昼間のセッションで同時に行われたコンペの結果発表があったためか、すでに無くなっている銘柄もいくつかありましたが、ほとんどのビールがまだ残っていました。
会場ではイベントらしいイベントは開催されておらず、唯一抽選で当たった人に開栓をさせるというイベントをやっているところがありました。 辺り一面ビールだらけになる良くわからないイベントでした。
翌日の帰国に備え、少し早くホテルへ戻りました。 これで今回のイベントは全て終了となりました。
本日のベスト:Pizza Port - Carlsbad『SPA』
ホップのアロマが非常に良く、渋味もほとんどなくGood。
今日飲んだビール(3/1)

Three Floyds Brewing
- Calumet Queen (kolsch), Alphaking Pale Ale, Rabbid Rabbit, Blacksun Stout, Dreadnaught IPA, Behemoth (Barley Wine)

Real Ale Festival - tasting session #3
- Sir William's ESB (Dragonmead), Black Fly Stout (Gritty McDuff's), Mild Mannered Mild (Grizzly Peak), SPA (Pizza Port - Carlsbad), State Street Stout (Santa Barbara), Hipyard ``Fuggles'' IPA (Shipyard), Oakham Jaffrey Hudson Bitter (UK), RCH Pitchfork (UK), Hop Back Thunderstorm (UK), Hop Back GFB (UK)

Bottled Beer
- IIPA (Rogue), Quelque Chose (Unibroue)

おまけ
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今回のフェスティバル・ハンター。 Three Floyds Brewingにて。 ホテルに持ち帰ったケグ。 お土産用ビールを入れたクーラーボックス。 86ポンドと上限ギリギリでした。(上限70)
レギュラーニュースは月曜日からの予定です。
3月4日(火)[現地時間:2月28日]
◆ Rock Bottom Chicago Downtown
昨日インペリアルスタウトをもらったブルワリーに行ってみました。
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宿から地下鉄ブルーラインに乗ってダウンタウンへ向かいました。 地下鉄とは行っても本当に地下を走っているのは短、ほとんどは地上を走っています。 ちょうど大阪の御堂筋線のような感じでしょうか。 途中でレッドラインに乗り換え二つ目のGrand駅を上がるとすぐ目の前にRock Bottom Chicago Downtownが現われました。
Rock Bottomはアメリカではあちらこちらにあるブルワリーのチェーン店です。 しかしながら造っているビールは各店により違っており、どうやらブルーマスターの裁量に任されているようです。 デンバーのRock Bottomはダメダメで有名ですが、シカゴのダウンタウンにある店はかなり優秀なようです。
ビールのラインナップはかなりあり、サンプラーを頼んで一通り飲んでみましたが、昨日もらったインペリアルスタウトはありませんでした。 ここのところコテコテのアメリカン・エールばかりを飲んでいたせいか、全体的にビールが薄めで水っぽく感じました。 個人的にはカスクのスコッチエールが良いと思いました。
印象に残ったのがこちらの料理です。 マグロをオーブンか何かで焼いて、ローストビーフ風にしたものです。 中華風のタレがかかっていて、以外に美味しかったです。 アメリカ人が考える和食というのはこんなものなのかなあと思った一品でした。
◆ Real Ale Festival - tasting session #1
いよいよテイスティングセッションの始まりです。
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テイスティング・セッションと言うことで、今日から231種のカスクおよび70種強のボトルコンディションドのエールが飲むことができます。 入り口でチケット$15を購入して昨日と同じような要領で入場します。 IDチェックを通り越したところで、チケットを出してビールチケット5枚が入ったグラスを受け取ります。 チケット一枚で4oz.のビールを飲むことができます。 昨日とは違い、入場料自体は安いのですが飲み放題ではありません。 ビールチケットが無くなったら5枚つづりのエクストラチケットを$5で購入することができます。
エクストラチケットを売っている売店はReal Ale Festival直営店のようで、食べ物のチケットもこちらで買います。 支払いは全て現金でした。 オリジナルグッズも販売していたのですが、二年前とは比べ物にならないくらいその種類は少なく、Tシャツとポロシャツくらいしかありませんでした。 結果的に現金がなくてほとんど買えなかったとは思いますが色々買おうと思っていたのに残念です。 直営ブースの他Tシャツ屋のブースもあり、こちらでは色々な種類のモノが売られていました。
会場の方は昨日とはうって変わり大勢の人で賑わっていました。 座れる場所もこの通り混雑しており、ほとんど座ることができません。
ボトルコンディションのブースで唯一、日本からのエントリーを発見しました。 よなよなのバーレイ・ワインがそれです。 78番ということで印刷されたリストには載っていなかったので、ギリギリになってエントリーしたのかも知れません。 残念ながら賞は取れませんでしたが、日本からのエントリーがあったということはうれしいかぎりです。 来年は我々もエントリーしたいところです。
ちなみにボトルコンディションのビールは直接ボトルから注ぐのではなく写真のようにピッチャーに移されてから注がれます。 たぶんこうしたほうが澱などが入らなくて良いのではないかと思います。
インペリアルスタウト研究家としては会場に出ているインペリアルスタウトを全て制覇しようと意気込んでいたのですが、二杯であっけなくダウンしました。 アルコールが強い上、バーボン樽で熟成と言ったようなモノばかりで、全制覇はかなりきつそうに感じました。
本日のベスト:Stone Brewing 『Stone Levitation Ale』
ホップの香り強く紅茶ライク。渋味もなく良かった。 リアルエールフェスティバルではなかなかゆっくりとテイスティングという感じではなかったが、一番印象に残ったビール。
今日飲んだビール(2/27)

Rock Bottom Downtown Chicago
- Scotch Ale (cask), Scotch Ale (Draft), Belgian Witt, Line Drive Light (German Lager), Chicago Gold (Pale Ale), Walleye Wheat (Wheat Ale), Erik The Red Ale (Red Ale), Brown Bear Brown (Brown Ale), Terminal Stout (Dry Stout), IPA

Real Ale Festival
- Racer X, Hop Rod Rye (Bear Republic), Samuel Adams Secret Ale (Boston Beer), The Tower ESB (Bull & Bush), Gabba Gabba Red (Coast Range), Framboise De Flossmoor (Flossmoor Station), Heaven Hill Stout (Govnor's Public House), Russian Imperial Stout (Iron Hill), Weekapug Gruit (Magnolia), Space Monkey (Rocky River), Pliny The Elder (Russian River), Nicie Spicie (Short's Brewing), Stone Levitation Ale (Stone Brewing), Sweetwater Tavern Pale Ale, Outlaw Ale (Sweetwater), Alpha Klaus Christmas Porter (Three Floyds), Toshi's Barley Wine (Yona-Yona)

帰国しましたが、明日もRAF2003のレポートです。(最終回)
3月1日(土)[現地時間:2月27日]
◆ シカゴへ
いよいよミシガン州を出て、Real Ale Festivalの行われるシカゴへと向かいました。
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カラマズーからリアルエールフェスティバルが開催されるシカゴへと向かいました。 ミシガン州からイリノイ州の間に少しだけインディアナ州を通ります。 ここにはミシガン湖に面したミシガンシティという町があり、そのすぐ横がミシガン湖畔の砂丘公園になっているとのことで、寄ってみました。 さすがに冬ということもあり、浜からかなり先まで凍結していました。 飛行機から見えた湖岸の白い帯はこれだったようです。
シカゴまでの間にいくつかお勧めブルワリーがあったので寄ってみました。 まずはイリノイ州にほど近いインディアナ州にあるThree Floydes Brewingです。 ここはMunsterというイリノイ州との州境に近い町にあります。
到着したのが昼過ぎで、ブルワリーツアーおよびタップルームは16:00〜とのことで、あえなく撤退してきました。 夜にここのビールを飲むことになったのですが非常にホッピーなビールでした。 明日にでも時間があれば再トライしたいと思っています。
そんなわけで少し時間ができたので、シカゴの西にあるTow Brothers Brewingに行ってみることにしました。 こちらにはBrewer's Coopというホームブルーショップが併設されています。 こちらのブルワリーツアーは土曜日のみとのことで残念ながら見ることができませんでした。 仕方なくホームブルー用品をいくつか買ってホテルへ向かいました。
◆ Real Ale Festival - Reception
いよいよReal Ale Festivalの始まりです。
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明日からの本番を前にレセプションが行われました。 宿から電車とバスを乗り継ぎ、会場についたときにはすでに19:00を回っておりすでに始まっていました。 入り口でチケットを買ってIDチェックを受け、チケットとグラスを交換します。 本日はレセプションとのことで、出ているカスクは少なかったのですが、それでも6種類が開けられており、その全てが飲み放題となっていました。
サンドイッチ軽食チーズなど、つまみも豊富に出されていました。 到着が遅くなったので何も食べられないかと思ったのですが、次々と補充されるのでお腹一杯食べることができました。 これで$30はかなりお得に感じました。
本日の目玉はもう一つ。 ホームブルーのリアルエールが飲めることです。 カスク版は自分でハンドポンプを引いて飲むシステムとなっていました。 これだけたくさんのハンドポンプを集めたというのもオドロキですが、ウイスキー樽で熟成させたスタウトなどにも驚かされました。 さらにはボトルコンディションのコーナーもありました。 さすがレイ・ダニエルが住んでいる町だけに、ホームブルーのリアルエールも盛んのようです。 日本でもこういうイベントができるようになると嬉しいかぎりです。
レセプション終了後、明日の本番に使われる会場を見せてもらいました。 こちらには200近いカスクが並べられており圧倒されます。 スタッフのスティーブさんに聞いたところ、今年は231個のカスクを集めたとのことです。 さらに一角にはボトルコンディションのビールも用意されていました。 『今度インペリアルスタウトを造りたいからシカゴ周辺でお勧めのを紹介して欲しい』とスティーブさんに言ったところ、ダウンタウンのRock Bottomのブルーマスターを紹介してくれ、この山の中から一本戴くことができました。
◆ Mike's American Ale House
フェスティバルの後、宿へ戻る途中、スティーブさんに連れていってもらいました。
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このバーは、Great Lakes Brew Newsの表紙にカラー写真が載っていたのですがそれ以上の情報はなく、どこにあるかわからなかった所です。 帰りにちょっとスティーブさんに聞いたところ、興味があるなら行こうとのことで、連れていってくれました。 GPSに残ったデータによるとダウンタウンとオヘア空港の中間くらいにあるようです。 ここではThree FloydesのAlpha KingというIPAを飲んだのですが、非常にホッピーなビールでした。 ここのブルワリーが造るビールは全てホッピーとのことです。
本日のベスト:Kevin Cox (Homebrewer)『Brewmonk's Whiskey Barrel Stout』
ウイスキーの樽で寝かせたスタウト。 ホームブルーでここまで造るか、と驚いたビール。 コマーシャルではAnderson ValleyのBarley Wineが良かった。
今日飲んだビール(2/27)

Real Ale Festival
- Jeffery Hudson Bitter (Oakham), ESB (Deschutes), IPA (Yards), Ompaloopa (Barley's Brewing Co.), Old Thumper (Shipyard), Two-Hearted Ale (Kalamazoo), Barley Wine (Anderson Valley) 他Homebrew Beer多数

Mike's American Ale House
- Alpha King (Three Floydes)

離婚されそうなくらい太った感じです。