10月7日(金) 【シアトル】[現地時間:10月6日]
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The Cellar Homebrew
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日本のホームブルワーにはおなじみのサプライヤーCellarに行きました。 |
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日本ではおなじみThe Cellarの店舗。 |
店の中でワインが発酵中。 |
かなり効率が良いと評判(?)のカウンターフロー・チラー。かなり小さい。 |
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シアトルの中心街から高速道路で北へ向かい、ちょっと郊外に行ったところで高速を降り、しばらく走ったちょっと大きな通りに面してThe Cellarは立っていました。
2年前半前に通りの反対側から現在の場所に移ったと言うことで、以前来たことのあるBeerLineToday氏の記憶とは反対側にありました。
以前いかれたことのある方が再訪する際には注意が必要です。
シアトル市内には違いないようですが、地図で見るとだいぶ北にあることがわかります。
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自分も一番最初に海外通販をしたのがこのCellarだったので、今回最も楽しみにしていたショップのひとつでした。
店内に入ると発酵しているような変な匂い。
一体何かと思っていたら店員さんがブドウを潰しているのを発見。
ワインの発酵の匂いでした。
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店内をぐるっと見たのですが品揃えは期待していたほどではありませんでした。
欲しかった5ガロンケグも在庫が3本だけでどれもあまりキレイではなかったのでパス。
実物を見てから買おうと思っていたカウンタープレーシャーボトルフィラーのBeer Gunもなくこれも買うことができませんでした。
ただひとつ、前から気になっていた小型のカウンターフロー式のチラーは見ることができました。
実際に持ってみてもかなりの重さです。
これは今回のメンバーの一人が購入したのでそのうちに使用感を聞いてみようかと思います。
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Hale's Ales
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続いてはブルーパブのHale's Alesです。 |
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大きな工場といった感じの外観。右手のガラス張りの辺りが入り口。 |
入り口を入ると左手に区切られた空間が作られており、パブとなっています。 |
パブに入ると島状のバーカウンターがありました。テーブル席はさらに奥にあります。 |
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今回はシアトル滞在が一日しかないので、かなり忙しい日程だったのに加え、「シアトルの町中をブラブラしたい」というリクエストもあったためかなり効率良く回る必要がありました。
そのためCellarからワシントン大学方面に向かって、順次訪ねて行くことにしました。
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Cellarからワシントン大学方面に向かって南下してしばらく走り、ソルモン湾まで行ったところにこのブルワリーはあります。
「地球の歩き方・シアトル&ポートランド編('05-'06)」にオシャレなコミュニティタウンとして紹介されているフリーモント地区にほど近い場所です。
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外から見るととても大きな“工場”という感じの建物です。
中に入ると、目の前に大きな醸造設備が立ち並んでいました。
設備に向かって左手に区切られた空間が有りパブとなっていました。
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入り口を入って右手にはファーメンターがずらりと並んでいる。こちらはオープンファーメンターらしいが、よく見えなかった。 |
ファーメンターの奥には醸造設備が設置されている。ここではマッシュタンがかなり高い位置に設置されている。
グレインアウトの口も下部に設けられており重力を上手く利用したシステムとなっている。 |
ポートランドでも見たワールプールホップバック。 |
説明を読むとワールプールしながらホップを投入するのがワールプールホップバックの様です。 |
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マッシュタンが30バーレルとかなり大きな設備です。
このくらい大きな設備だとタンクからタンクへの移送には通常ポンプを使いそうなものですが、ここの設備はグラビティによる移送を行なっているようでした。
そのためマッシュタンが高い位置に、それより少し下にボイルケトル、その他のタンク類が床に設置という3レベル構成になっていました。
マッシュタンの逆サイドにはすべり台状のモノが設置されており、ここからスペント・グレインの排出が行われるようです。
見るからにBeer, Beer and More Beer等で作られているホームブルワー用の3レベルマッシングシステムです。
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ひとつ気になったのがWhirlpool Hop Backというタンクです。
ワールプールとホップバックが合体したモノのようですがどういう構造になっているのか非常に気になるところです。
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さて時間も無いので大急ぎでビールを注文。
ユージーンに行った時にビンを発見したケルシュがあるかと思ったのですが、季節醸造らしくここにはありませんでした。
あの時にもう一本買っておけば…と後悔した瞬間でした。
Whirlpool Hop Backのおかげかホッピーなビールが多く、できも良かったです。
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以下テイスティングノート。
- Troll Porter
ホップの香りのするアメリカンタイプのポーター。
- Red Menance “Big Amber”
モルティな香りだが結構ホップフレーバーが強い。
- Harvest Ale
しっとりとしたホップの香り。乾燥していないホップを使ったのではと思う。
- Mongoose IPA
ホップの香り。ボディもしっかりしたビール。
- Drawbridge Blonde
エステルの香りか?甘い香り。味も少し甘め。
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Bottle Works
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今回最後となるビール酒屋にも寄りました。 |
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一見すると普通の店。規模はボルダーのリカーマートなんかに比べるとはるかに小さい。 |
店の前にはテイスティングの案内が出ていた。毎週火曜日にテイスティング会をしているのだろうか。 |
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Hale'sからさらにワシントン大学に近づいた所にこの店はあります。
駐車場がすぐ裏にあったのでそこに停めて店行くことができました。
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店構えはごく普通のお店と言った感じですが、中に入るとそのマニアックさに驚かせました。
窓と言う窓が遮光されており電灯もほとんど点けていなかったため店内は薄暗いお化け屋敷(は言い過ぎかも)の様。
値札を見たりするのに店員さんは懐中電灯を使っていました。
気の使いすぎと言うくらい徹底しています。
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ビールの品揃えも結構なもので、周辺のクラフトビールはもちろんのこと、ベルジャン等にも力を入れていました。
Hair of the Dogでみたダブルマグナムも売っていました。
さすがに値段的にはHair of the Dogで買うよりも高くなってはいましたが、あんなに大きなビールまできちんと冷蔵庫の中に入れて保管していたのには感心しました。
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ここではお土産ビールを何本か買って次のブルワリーへと向かいました。
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Big Time Brewing
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本日前半戦最後のブルワリーはワシントン大学の目の前にあるBig Timeです。 |
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ワシントン大学のすぐ近くにあるBig Time Brewing。シアトルではお勧めのブルーパブのひとつらしい。 |
店に入って左手前には醸造設備がある。右手方向にファーメンターが並んでいた。 |
奥にあるバーカウンターでビールを注文。写真向かって左には食べ物を注文するカウンターが別にある。どちらもキャッシュ・オン・デリバリーだった。 |
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ここはワシントン大学の目と鼻の先にあるパブです。
そのためか通りには学生らしき人の影が多く、カフェなどでは講義の合間の時間を潰しているような感じの人たちでごった返していました。
Big Timeも例外でなく、数は多くは無かったものの、学生らしき人が論文を読みながら昼食を取っている姿がチラホラ見られました。
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ESBがGABFでゴールドを取ったと言うことで、さっそくチャレンジ。
モルティでスムースなビールでホップ効き過ぎず程よいあんばいで、なかなか良いビールでした。
その他のビールもなかなか良いできでした。
フードおよびビールはキャッシュ・オン・デリバリーとなっていました。
これも学生街と言う理由だからでしょうか。
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醸造設備は入って左手にあり、ガラス越しに見ることができます。
サイズは1〜1.5klくらいかと思われるサイズです。
詳しく見学しなかったのでこれ以上の情報はありませんが、次に行く機会があれば是非見学してみたいと思います。
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以下テイスティングノート。
- Tinderctick ESB
GABFのゴールド。モルティな香り。味もモルティでスムーズ。程良いホップ味。
- Octoberfest Harvest Ale
ちょっと味噌っぽい香り。モルティであまい。
- Bhagwan's Best IPA cask
ホップの香りが強い。スムースで渋みもない。
- Bhagwan's Best IPA
カスク版に比べてホップが強い感じ。
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Elysian Brew Pub
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最後のブルーパブElysianです。ここは10人中10人がお勧めのブルワリーにあげるという、シアトルでも最も良いブルーパブの一つです。 |
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大通りに面した側に大きく目立っていたネオンサイン。手塚治虫のマンガに出てきそうなマークだ。 |
入口側の写真。画面奧の方面がシアトルのダウンタウン。 |
店内の様子。奥に醸造設備らしきものか見える。 |
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せっかくシアトルに来たのだからサーモンでも食べようと思い、パイクプレースで昼間のうちに買っておきました。
しかし、いざ食べようと言う段になってビールが殆ど無いことが発覚。
そこで旅館から最も近いブルーパブのひとつであるElysianにビールを買いに行くことにしました。
ボトルビールが無ければ(置いてあるかわからないのに)グローラーに詰めてもらおうという作戦です。
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Pike Streetをダウンタウンとは反対方向に歩いて行くと、程なくしてElysicanの看板が見えてきました。
旅館からちょうどパイク・プレースに行く程度の距離で十分歩いて行ける距離です。
中に入ると左手にボトルビールを冷やしてある冷蔵庫がありました。
無事に持って帰れそうです。
しかし、どのビールを買って行けば良いか判らなかったので、いくつか味見をしてから決めることに。
スモールグラスで注文して回し飲みしました。
4人で行ったのになぜか5種類です。
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ピルスナーがちょっとダイアセチルっぽかった意外はどれも良く、さすがお勧めのブルーパブだなという印象でした。
その中でも良かったビールと言うことで、IPAとスタウトを購入しました。
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醸造設備は店の奥の方にあったようですが、急いでいたため全く見ることなく旅館へ戻りました。
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以下テイスティングノート。
- The Immortal IPA (cask)
ホップの香りがよい。味も渋さが無く良い感じ。
- bifrost Winter Ale
かすかにホップの香りがある程度。モルティで少しアルコールっぽい。
- Cyclops Barley Wine “Olde One Eye”
モルティな香り。味も濃厚だがスコシアルコーリック。
- Dragonstooh Stout
ロースト香がチョコレートのようで心地よい。甘みもほどほどでバランス良い。
- Zephyrus Pilsner
少しダイアセチルっぽい香り。飲むとさらに良くそれを感じる。
- Night Owl Pumpkin Ale
スパイシーな香り。飲んでもこのスパイシーさが続く。後味も良くおいしい。
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本日のベスト:Elysian Brew Pub “Night Owl Pumpkin Ale”
スパイシーな香りが良く、このスパイシーさが飲んでいても程よく続く。
後味も良くとても良くできたパンプキンエール。思わず瓶を買ってしまいました。
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