9月29日(金) 【ルイビル周辺のブルワリー】[現地時間:9月27日]
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Woodford Reserve Distillery
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せっかくケンタッキーに来たのでバーボンの蒸留所を訪ねてみました。 |
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牧場の奥にあるWoodford Reserve Distillery。 |
メインの建物。ここでツアーの受付やグッズの販売をしている。 |
ゲートにあったレリーフ。マークは“L”と“R”だが正式名称は“Woodford Reserve Distillery”だった。 |
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昨日のAlltech's Lexington Brewingで教えてもらったにもかかわらず場所がわからなくたどり着けなかった蒸留所。
その後、Browning's Breweryでも“L&G”のマークがあったのでとても気になっていたので、サイトを調べたところ何となく良さそうだったので朝一で行って見ることにしました。
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昨日レキシントンから来た道を引き返すようにインターステート64号をレキシントン方面に向かいます。
一時間もかからずに州都Frankfortの出口に到着。
ここから下道をVersailles方向に向かいます。
この出口とVersaillesの街の間に目指す蒸留所があると言うことはLexington Brewingで書いてもらった地図の通りです。
しかしながら昨日は入り口が分からずに通り過ぎてしまっているので無事に着けるかちょっと不安。
自動車のスピードを控えめにし看板を見つけながら走ると“Woodford Reserve Distillery”と書かれた看板を発見。
教えてもらった“L&G”という看板が出てくるのかと思っていたのでちょっとビックリです。
「昨日は敗因はここにあったか!」と妙に納得して細い道を右折しました。
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気持ちの良い牧場の中の細い道をしばらく走り、木々が出てきたなと思ったところに蒸留所が出現しました。
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蒸留所ツアーの風景。案内の人も楽しく喋っているので、英語がわからなくても楽しくなってくる。 |
バーボンの元となるサワーマッシュ。バーボン造りでは発酵中のもを“マッシュ”と呼ぶらしい。 |
ポットスチル型の蒸留器。これら三つの蒸留器を使って3段階で蒸留されるらしい。 |
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到着したのがちょうど11時を回ろうとしたところ。
11時からのツアーには間に合わないかなと思い、外で写真を撮っているとO窪氏が「ツアーが始まるから早く!」と呼びに来てくれました。
どうやら間に合うようで、早速ツアーに合流しました。
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ツアーは参加料$5。
まず最初に蒸留所の歴史をまとめたビデオを見せられ、その後で蒸留所内をめぐります。
平日の昼間だと言うのに老人を中心とした参加者が結構いました。
このように商業化されている点はそこら辺のマイクロブルワリーのツアーとは全く違います。
さすがに金を取っているツアーらしく案内人もとても楽しそうな感じで流暢に喋っていました。
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まず最初に見学したところはマッシュを造っている所。
まずは原料となるコーン、ライ麦、大麦(モルト)を前にして原料の説明から始まり、バーボンの話に入っていきます。
バーボンはケンタッキー州、インディアナ州、ミズーリ州で造られているそうで、そのうちの96%がケンタッキー州で生産されているとのこと。
『つまり世界のバーボンの96%がここケンタッキー州で造られている』と強調して説明してくれました。
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すぐ横にはバーボンの元となるマッシュを発酵させる巨大な木樽が置いてありました。
木樽の周りは中二階構造となっており、上がると発酵の様子が見られるようなっています。
サワーマッシュと呼ばれるこの“もろみ”はバーボン独特の製法だそうで、ビールで言うところのマッシングに6時間かけ、発酵は75Fで行われるとのこと。
最終的にでき上がる“もろみ”のアルコールは8〜9%だそうです。
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でき上がった“もろみ”は(たぶん濾過した後だと思いますが)隣の部屋にある蒸留器に移されます。
ここではポットスチル型の蒸留器が3台使われており、3回蒸留することによりアルコール度を高めるとのこと。
最初の蒸留ではアルコール度25%までしか蒸留できないそうですが、3回終わった後には79%にもなるそうです。
樽に詰める前には少し薄めて40%にしているとのことです。
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蒸留されたバーボンが眠る蔵。ここでは一度入れたら動かさないらしい。 |
ツアーの後で出されたテイスティング用のバーボン。本当にちょこっとだけしか出てこない。 |
オリジナルグッズのコーナー。非常に沢山のグッズがあるのはさすがだ。 |
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蒸留で得られた無色透明の液体(これをニューポットと呼ぶそうです)はホワイトオークの新樽に詰められ、貯蔵庫となっている隣の建物に移動されます。
レールの上を転がして隣の建物まで移動するそうで、建物と建物の間にはレールが敷かれていました。
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石造りの貯蔵庫は入ると少しひんやりとした感じ。
天井も高くその天井ぎりぎりまで樽が積まれていました。
段数にして10段くらいかと思われますが、まさに見上げると言った感じです。
これだけ積むのはかなり大変かと思われますが、さすがに手ではなくリフトを使っているそうなので想像していたほど大変ではなさそうです。
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さらに隣の建物にあるボトリング施設を見学してツアーは終了。
最後にビジターセンターに戻りほんの少しのテイスティング用バーボンが出されました。
マイクロブルワリーのツアーでは酔っぱらう程のビールを飲ませてくれるのも珍しくないので、このテイスティング量の少なさには正直驚きました。
このあたりがきちんと商業化されたツアーとの違いなのかなあと思いました。
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最後に軽くお土産物屋を覗きましたが、これがまた信じられない程の種類と量のグッズが並んでいました。
値段もかなり良いモノばかりで、冷やかしただけでルイビルに戻りました。
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Bluegrass Brewing Company
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ルイビルに戻りまずはBBCに直行です。 |
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Bluegrass Brewing Companyは“BBC”として良く知られている。このブルーパブの他に工場がある。 |
カウンターの中にはドラフトタワーの他ハンドポンプも見える。 |
醸造設備を目の前にしたテーブル席。昼過ぎで誰もいなかった。 |
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“BBC”の愛称で親しまれているBluegrass Brewing Companyは地元のビール好きの間では結構有名な店のようで、Lexington BrewingやBrowning's Breweryでもその名前を聞いたほどです。
特にBrowning's Breweryでバーボン・バレル・インペリアル・スタウトを飲んだときに、カウンターのお姉さんに「BBCのバーボン・バレル・インペリアル・スタウトは素晴らしいぞ」と聞いたのでどんなビールが出るのか楽しみにしていました。
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Woodford Reserve Distilleryを13:00過ぎに出て小一時間のドライブでルイビルの町中にあるBBCに到着。
真黄色とても目立つ建物です。
入り口正面から見て右手の通りに面した側に醸造所が設けてあり、到着したときはちょうど仕込みの最中でした。
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おなかも減っていたのでちょっと遅めの昼食もかねて早速店内へ。
カウンターに座りまずビールを注文。
ビールリストを見るとかなり色々なビールがラインナップされていました。
ちょっと迷ったのですが、目の前にハンドポンプがあったので、まずカスクコンディションを頼んでみました。
これがかなりホッピーで渋いビール。
本当に美味しいビールが出てくるのか不安になる一杯でした。
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つまみなども注文してビールを飲みながら待っていると、カウンターのおじさんが醸造所を見学させてくれると言うので早速見学させてもらうことにしました。
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15バーレルの仕込み釜。 |
ずらりと並んだ15バーレルの発酵槽。他に7バーレルの発酵槽もある。 |
イーストを培養するタンク。ケグを改造したものか? |
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まず最初にブルーハウスを案内してくれました。
通りに面して長細く区切られたブルワリーのほぼ中央部に置かれていた仕込み釜は15バーレルとのこと。
先ほどまで仕込みをしていたのでまだ釜が熱い状態でした。
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ここから奥に向かってほぼ一直線にファーメンターが並べられています。
サイズは仕込み釜と同じ15バーレル。
これが7基程と容量的に半分の7バーレルファーメンターが2基ありました。
高比重ビール等は後者の小さなファーメンターを使って少量バッチで作っているとのこと。
またブルーハウスの倍以上のファーメンターが無いことからフラグシップのビールでも段仕込みはしていないものと思われます。
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マイクロブルワリーでたまに見かけるイースト培養タンクも発見。
こちらで使っているのはケグを改造したようなタンクで、コーネリアスケグの様なトップに加え側面底部にはバルブも溶接されていました。
こちらでは通常3種類の酵母を使い回しいてるとのこと。
他にスペシャルなビールは別に酵母を調達しているようです。
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ここのブルワリーで作られたビールは全てケグまたはカスクによる出荷(全てブルーパブでの消費かも知れません)で瓶詰め設備はありません。
しかしながら瓶詰めしたビールも存在しており、それらは野球場近く(泊まったホテルの近く)にある工場での製品ということです。
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ストレージタンク。ここには2基あったが他の場所にもいくつかあった。 |
カスク類を貯蔵してある冷蔵庫。バーボンカスクも見えるが店での提供は無くとても残念だった。 |
ルイビル名物のホットブラウン。店によって異なる模様。 |
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ストレージタンクはスペースの関係からか分散しておいてありました。
写真のようにケグの保管庫も兼ねた冷蔵庫で、ホップも保管されていました。
パブで出す食材も置いてあったりして何でもありといった感じの冷蔵庫です。
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さらに外には別の冷蔵庫が設置されていました。
こちらはカスク用と言うことで温度が高めにセットされているようで、カスクコンディションの他バーボンバレルコンディションも保管されていました。
写真に写っているバーボンバレルに入っているのがお目当てのインペリアルスタウトのようでしたが残念ながらパブでの提供はありませんでした。
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さて、ツアーから戻りようやく食事です。
注文していた食べ物類もすでにでき上がってきており、少々さめてしまっていました。
店によって若干違うルイビル名物ホットブラウンを食べながらビールを堪能しました。
ビールの種類はかなり多く、ミードなんかもありました。
最初のカスクコンディションエールで危惧したような凄いビールばかりでなく、なかなか良くできたビールが多くありました。
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以下テイスティングノート。
- American Pale Ale (Cask)
運ばれてきた時からすごいホップの香り。濁っている。ホップが強烈。渋い薬のよう。
- American Pale Ale
ホップの香りはしっとりとした感じ。クリア。モルトの味だがドライなフィニッシュ。少し渋め。
- Summer Wheat
ライトなウィートビール。香りも弱くボディも弱い。
- Becca's Belgian Blonde (Belgian Blond)
ベルジャンの香り。味もベルジャンでライト。
- Oktoberfest
濁りあり。モルトの香りだが硫黄の香り。ホップキャラが結構あるが甘い。
- Chris' Malt Liquor (Malt Liquor)
モルトの香りと硫黄の香り。クリアー。ハスキーな渋味。ホップキャラは感じられない。
- Alt Beer (Alt)
モルティ。カラメルモルトの香り。ドライでボディは弱め。
- Dark Star Porter
コーヒーライクな香り。コーヒーっぽい味で少々酸味あり。
- Rasberry Mead
ラズベリーの甘い香り。飲んでも甘いがなかなか良いスパークリング・メロメル。
- Uborfest
9.2%の強いビール。モルトの香りに少しホップのキャラもある。ホッピーでアルコールが強い。
- Nut Brown Ale
カラメルモルトの香り。スムースでモルティ。トラディショナルな感じのビール。
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Liquor Barn |
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ついでに酒屋にも寄ってみました。 |
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ルイビルでは最大規模の酒屋“Liquor Barn”。ルイビルには3軒ほどあるらしい。 |
ビール品揃えは今回南部で寄った酒屋では最も多かった。 |
量り売り用のタップ。ブルーパブ以外の量り売りは初めて見た。 |
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ルイビル周辺では最大規模を誇る酒屋がここLiquor Barnです。
サイトによればルイビルに3軒、レキシントンに3軒の店があるとのこと。
その中BBCから最も近くにあると思われる店舗に行って見ました。
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地図で見るとBBCから5マイル程度の距離のところに目指す店舗があります。
途中、日本にあるのとなんら変わりないケンタッキー州のケンタッキーフライドチキンの店舗を横目で見たりしながら自動車を走らせること約10分。
到着したところはちょっとしたショッピングモールでした。
その高速道路よりのところにLiquor Barn Hurstbourne店がありました。
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店内はかなり広く6パックでのビールはもちろんのこと、一本ずつのバラ売りの品揃えも豊富でした。
通常の商品棚の他にもウォークイン冷蔵庫内にはちょっと高級なビールやケグもありました。
面白かったのはビールの量り売りのコーナーです。
自分でグローラーに詰めてレジに持って行くというシステムのようで、ビールのラインナップは地元からDogfish Head等の有名どころまで結構の充実ぶり。
銘柄に関係なくグローラーひとつで$6.99という値段もうらやましい設定です。
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ここで先ほど飲めなかったBBCのバーボン・バレル・エイジド・インペリアルスタウトの瓶を発見。
2本しかなかったので全て買い占めてしました。
他のメンバーもDogfish Headの120 minuites IPAをかなりの安値で買えてしまうという嬉しいハプニングもありました。
翌日飛行機で移動と言うのにまたビールを買ってしまいました。
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New Albanian Brewing (Rich O's Public House Restaurant & Taproom) |
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橋を渡ってインディアナ州のパブにも行ってみました。 |
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New Albanian Brewingとタップルームが入っている建物。左手奥にブルワリーがあるようだが定かでない。 |
タップルームの店内。こじんまりとした感じ。 |
本日のゲストビール。かなりビールが楽しめる。 |
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オハイオ川に面する都市ルイビルは人口50万人のケンタッキー州最大の都市。
これに周辺の街を加えて約130万人の都市圏を形成しています。
その一角をなすのが川向こうに位置するインディアナ州の都市New Albanyです。
ここにあるNew Albanian BrewingをBBCのバーテンダーが勧めてくれたので行ってみることにしました。
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州越えとは言えLiquor Barnから15マイルほどの距離。
高速道路を使えばすぐですが、ちょうどラッシュの時間となっていて道が少々混んでおり思ったよりも時間がかかりました。
ようやく到着したところはちょっとした住宅街のようなところ。
所々に店らしきものが点在しており、そのひとつが目指すNew Albanian Brewingでした。
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ブルワリーこそNew Albanianと名前が付いていますが、パブはRich O'S Public Houseと違う名前が付けられています。
入り口を入るとこじんまりとしたパブと言った感じ。
ここは自分のところのビール以外にもゲストビールが充実しており、50本近くのタップがあるという噂でした。
しかしながらカウンターは奥に隠れていて噂のタップはついに拝むことが出来ませんでした。
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まずここのオリジナルビールを注文。
ひとつひとつに凝った名前が付けられており、いったいどんなスタイルなのか分からずひと通りテイスティンググラスに持ってきてもらうことにしました。
ビールの出来はいまいち。
とてもハーフやパイントで飲む気にはなれませんでした。
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幸いなことにここはゲストビールがかなり充実していたので皆でゲストビールを注文しました。
Foundersのビールがあったので迷わずそれに決めました。
メンバーの注文したゲストビールを飲ましてもらいましたが、どれもオリジナルビールより良いコンディション。
特にTwo Hearted Aleはホッピーさが強いものの渋味が出ていなくとても美味しくいただけました。
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以下テイスティングノート。
- Croupier (English IPA)
ホップの香りがあるが弱い。ホップの味で少々納豆っぽい。
- Mt. Lee (California Common)
モルトの香り。モルティでホップのキャラはミディアム程度。ボディもミディアム。
- Hoptimus (Imperial India Pale Ale)
ホップの香りが強い。飲むとホップキャラが強くボディも強め。渋い味はほとんどない。
- Artemsia (Mugwort Ale)
スパイスの香り。モルティで後味はヨモギ。
- Elector (Imperial Red Ale)
ホップの香りだが弱め。モルティ。ホップ味は弱め。
- Community Dark (Dark Mild Ale)
ローストモルトの香り。ちょっと酸っぱい香り。スムースだが後味に酸味。
- Old 15-B (Robust Brown Porter)
ロースト麦芽の香り。酸っぱいがスムースな感じ。
以下ゲストビールのテイスティングノート。
- Red's Rye [Founders]
ホップの香り。モルティでホップの味も良い。渋くなく後味はスッキリしている。ライの感じは特になし。
- Alpha King [Three Floys]
しっとりとした感じのホップ香。ホッピーだが渋くない。
- Two Hearted Ale [Bell's]
ホップの香りが良い。アメリカンエールの独特な香り。スムースで渋味もなく良い出来。
- Stone IPA [Stone]
これもホップの香りが良い。飲んでみてもホップが良く効いている。モルティ。
- Kalamazoo Stout [Bell's]
チョコレートの香り。味もチョコレート。とても良い出来。
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Cumberland Brews |
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最後はルイビルで最も小さいブルーパブです。 |
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とてもこじんまりとしたブルーパブの入り口。右手にブルワリーがある。 |
店内もかなりこじんまりとした感じ。 |
ハーフパイントで注文したビール。 |
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インディアナ州から再びケンタッキー州に戻り、最後に残ったCumberland Brewsに向かいました。
ここはルイビルで最も小さなブルワリーで川崎市・鷺沼にあるバーボン・バー・サルズの店長お勧めと言うことでちょっとばかり期待できそうです。
市街地の大きな商店通りに面してブルワリーが立っています。
面している通りは交通量もそこそこある割に店には駐車場は無く路駐しなければならないようでしたが、ちょうどタイミング良く店の前に空きがあり、すんなり駐車できました。
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店に向かって右側にブルワリーがあり、左側がパブとなっています。
見るからに小さな店で、ルイビル最小という触れ込みにも納得。
店内もこじんまりとしており、テーブル席とカウンター席を合わせても30席にも満たなそうな感じです。
カウンター席に座って早速ビールを注文しました。
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ビールは全部で5種類。
これにミードが一種類あり合わせて6種類。
全体的に悪くは無いビールでしたが期待していたほどではありませんでしたが、アットホームな雰囲気はかなり良い感じです。
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カウンター越しに見える発酵槽。仕込みサイズは62ガロンとのこと。 |
ブルワリーでは作業中だった。手前がマッシュタン、中央がブルーケトルと思われる。 |
店内奥に掲げられたメニュー。 |
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醸造設備は62ガロン。
店内からはマッシュタン、ブルーケトル、ファーメンターが見えました。
ちょうど仕込み釜からチラーを通してファーメンターにウォートを移している最中だったようで、大きなカウンターフロー式チラーの様なものを使用していました。
ホットリカータンクが見当たらなかったのですが、多分ブルーケトルと兼用になっているのではないかと思われます。
ファーメンターは4基で、ちょうどカウンターの裏辺りにあります。
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ここでは珍しくハーフパイントのグラスがお土産品として売っていたので買い求めました。
しかしながら黄色は数が余りないようで、メンバーが先に買ってしまったため売り切れ。
仕方なく沢山ありそうな白をひとつ買ってホテルに戻りました。
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以下テイスティングノート。
- Cream Ale (OG:1.042 ABV:5.0%)
硫黄っぽい香り。ボディは弱くホップキャラも弱い。
- Pale Ale (OG:1.056 ABV:5.9%)
ホップの香りが良い感じ。ミディアムボディでモルトキャラが強い。
- Nut Brown (OG:1.054 ABV:5.6%)
ナッツのようなチョコのような香り。ローストモルトとカラメルモルトが良い感じに効いている。
- Nitro Porter (OG:1.065 ABV:6.0%)
ナッティな香り。色々な味がある。
- Meade
すごく濁っている。蜂蜜の香りと言うより変な香り。甘味はわりと控えめ。炭酸あり。酔っぱらう感じ。エステルか?
- Matt's Red
ホップの香り良し。味もホップが強いがモルトの味もしっかり効いていてなかなか良い感じ。渋味もほとんどない。
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ホテルで飲んだビール
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明日は飛行機で移動のため、買い過ぎたビールを整理する形でガンバって飲みました。
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Monty Python's Holy Grail Ale [Blacksheep]
ちょっと傷んだような香り。元はモルティな感じか。スムースなビール。
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India Pale Ale [Avery]
落ち着いたホップの香りが心地よい。モルトとホップのバランスがとれたなかなか良いIPA。
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Merry Monks' [Weyerbacher]
Belgian Style Golden Aleで9.3%。バナナの香り。モルティだがかなりドライなのでボディはあまり強く感じない。加えて酸味もあるのであまりアルコールが高いように感じない。
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Eight Ball Stout [Lost Coast]
チョコレートっぽいロースティーな香り。飲んでみると酸味が感じられ、後からロースティーな味が来る。
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Hop Ottin' India Pale Ale [Anderson Valley]
ホップペレットのカスのようなホップの香り。モルティだが薬のようなホップの渋味がいつまでも残る。
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Bourbon Barrel Ale [Altech Kentucky]
色はとてもクリア。バーボンの香り。ボディは弱く、バーボンの水割りのような感じ。
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本日のベスト:Bell's“Two Hearted Ale”
久々に飲んだBell'sのフラッグシップビール。
Bell'sのバーで飲んだ時はあまり良いと思わなかったが、スムースでとても良いアメリカンエール。
地元ブルワリーのビールがベストでなく残念。
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